春の最強馬決定戦、第145回GI天皇賞・春(4月29日、京都競馬場3200メートル芝)の枠順が26日、確定した。

 昨年の3歳牡馬クラシック三冠&有馬記念を制した現役最強のオルフェーヴル(牡4=栗東・池江厩舎)は、大外8枠18番枠からの発走となった。
 前走のGII阪神大賞典では、同じく大外スタートから主戦・池添の制御がきかず“逸走”という大失態を犯した末に2着に敗れた同馬。それだけに再び大外枠を引いてしまった今回は、試練の大一番となりそうだ。

 一方、昨年のGI日本ダービー&GI菊花賞2着のウインバリアシオン(牡4=栗東・松永昌厩舎)は6枠11番。盾男・武豊とのコンビで今度こそオルフェーヴル打倒を目指す。
 また、オルフェーヴルと同じ池江厩舎で昨年のGI天皇賞・秋をレコードで快勝したトーセンジョーダン(牡6=栗東・池江)は、これも外めの8枠16番。連覇を狙う昨年の春の天皇賞馬ヒルノダムール(牡5=栗東・昆厩舎)は7枠15番、大舞台での復活にかけるローズキングダム(牡5=栗東・橋口厩舎)は7枠14番、GII阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライ(牡4=栗東・荒川厩舎)は4枠8番にそれぞれ決まった。

■第145回 GI天皇賞・春
4月29日(日)京都競馬場 3200メートル芝・右
サラ系4歳以上 オープン(国際)(指定)定量 発走15:40

1(1)ビートブラック   牡5 58.0 石橋脩
1(2)トウカイトリック  牡10 58.0 幸
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2(3)ナムラクレセント  牡7 58.0 和田
2(4)モンテクリスエス  牡7 58.0 松岡
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3(5)ジャガーメイル   牡8 58.0 四位
3(6)ゴールデンハインド 牡6 58.0 荻野琢
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4(7)ユニバーサルバンク 牡4 58.0 田辺
4(8)ギュスターヴクライ 牡4 58.0 蛯名
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5(9)コスモロビン    牡4 58.0 柴田大す
5(10)ケイアイドウソジン 牡6 58.0 川田
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6(11)ウインバリアシオン 牡4 58.0 武豊
6(12)クレスコグランド  牡4 58.0 浜中
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7(13)フェイトフルウォー 牡4 58.0 柴田善
7(14)ローズキングダム  牡5 58.0 後藤
7(15)ヒルノダムール   牡5 58.0 藤田
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8(16)トーセンジョーダン 牡6 58.0 岩田
8(17)トウカイパラダイス 牡5 58.0 柴山
8(18)オルフェーヴル   牡4 58.0 池添

※左から枠番、馬番、馬名、性・年齢、斤量、騎手
※結果、成績などのデータは、必ず主催者であるJRA発行のものと照合し確認してください。
※レース格付けは従来のもので表記しています。

(スポーツナビより)

オルフェーヴルは前走の阪神大章典でも大外枠で逸走し2着に敗れ本番となる天皇賞・春でも大外枠と不安な枠に入ってしまいました…大外だと左には馬がいないためフタになるような馬がいずまた同じことが起こりうるかもしれません。ましてや後方待機になると前の馬を差し切れずに敗れるという可能性もありえます。

秋には“凱旋門賞制覇”という日本馬ではいまだ成し遂げていない快挙に挑戦するオルフェーヴル。距離はこちらのほうが長いとはいえ負けられないレースです。大外枠の試練を乗り越えて秋にはロンシャン競馬場のゴールを先頭で駆け抜けることを期待させるレースができるか注目です。