27日に開幕する陸上の世界選手権で男子100メートルの前世界記録保持者、アサファ・パウエル(ジャマイカ)が脚の付け根の故障で同種目に出場できなくなった。25日、国際陸連が発表した。
 

7月30日に痛め、8日間の休養後に練習を再開したが、症状が悪化。パウエルの代理人は「百パーセントの状態ではなく、試合に出ればさらに悪くなる可能性もある、と本人が感じた」と説明した。パウエルは6月に今季世界最高の9秒78をマーク。9秒58の世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)のライバルとみられていた。

 世界歴代2位の9秒69を持つタイソン・ゲイ(米国)は既にけがで世界選手権予選の全米選手権を棄権。今月になってスティーブ・マリングス(ジャマイカ)、マイク・ロジャース(米国)がドーピング(禁止薬物使用)検査の陽性反応により欠場が決まった。パウエルの他、今季世界2位(9秒79)のゲイ、同3位(9秒80)のマリングス、同4位(9秒85)のロジャースがいずれも出場せず、ボルトの独壇場になりそうだ。 (時事通信)




パウエルの欠場は非常に残念です… 有力選手の欠場が多すぎるのでボルトが気を抜いて世界新記録を目指さない北京五輪で見せた“欽ちゃん走り”をまた見せたり、フライングかなんかで金を取りこぼさないか心配になりました。日本人選手も何十年振りかに出場しないのでボルト次第では見応えがなくなる種目になりそうです。