週一で通っていた彼女の通塾日と俺の固定シフトがたまたま合ったのもあるだろうけど、それ以上に他の講師が彼女の授業に入りたくなかったのだと思う。 
手間がかかる。反応をあまり見せない。 
なんてのがその理由だと思う。 
大抵のバイト講師なんて適当に教えてりゃーいいだろって考えの人が多いと思う。 
かくいう俺も最初はそうだったしな。 
だから、ダリーなぁ・・とも思いながらも最初の内は彼女の授業をこなしてい。 
でもな、その内に筆談にも慣れ、他の小学生の生徒よりも飲み込みが早くてやる気があるその子を見るのが楽しくなってきたんだよなw 
彼女は宿題も与えられた以上にこなしてきて七月に入るまでに六年生のテキストに突入した。 
当初と比べるとやる気が違った。 
そんなんだから傍から見れば難聴者の授業なんて面倒だと思うかもしれないけれど俺にとってはめちゃくちゃ楽なものになってた。 
なによりも授業の終わりには決まって映画の話が楽しかった。 
俺より詳しいと本気で凹んだなw  
でも楽しそうにノートに映画の内容を書く彼女を見ていると愛らしくて気持ちが和んだ。 

 

我的排班表好像都和柚來補習的日子重疊了。

大部分的老師都只是打工的所以都不想教這麼麻煩的學生,因為如此才刻意這樣安排我的排班表吧?

他們認為我是第一個能夠像平常一樣教導柚的老師,真是的。

但是,或許是習慣筆談的教導方式,柚比其他的學生還要更快理解教的東西。

很快的,柚的程度已經跟上了小學六年級一般小朋友,甚至還超前了一些。

一整個亂有成就感的w

從旁人的眼光看來可能會覺得教導一個聽覺障礙學生相當的麻煩,但其實我還蠻樂在其中的。

隨著和柚的筆談越來越熟練,我跟她聊天的機會也變多了。

從她筆談的內容可以看出她對電影相當的有熱情,看過的電影甚致比我這個大學生還要多(不敢置信。

 

しばらく彼女の授業を担当していると先輩講師が「よく嫌がらずに面倒みてるなw」なんて同情してきやがった。バイトといえどサービス・接客業に近い塾講師をやっているのにも関わらず髪は明るいし服装はだらしないし香水はきついし・・。 
「いやー、楽しいですよw」 
てめーみたいな野郎に教えられている生徒が可哀相だわwと思いながらその場はかわした。 
時折、講師間で交わされるユウの話。馬鹿にしたようなその会話に反吐が出る。 
こんな空気の悪いバイト先辞めようかと思った。 
でもそれを思いとどまらせてくれたのはユウだった。

「真是辛苦你了呢~」一個曾經教過柚一陣子的前輩指導老師這樣對我說著。

據說也有在酒店坐接待的打工,身上的香水味讓我很想要吐。

「不會~我教的很開心呢!」我笑著回復。

怎麼會讓這種人來當輔導老師呢… 這樣學生也太可憐了吧。 我默默想著。

有時,輔導老師們會在背後說柚的許多壞話,像是笨蛋之類的…

我對這種話題感到相當的反感,曾經有過想要辭職的想法。

但是柚讓我打消了這個念頭。

 

辞めようか悩んで突入した夏休み。 
夏期講習なるものがあったが彼女は通常授業のみの参加。俺もサークルなんかで忙しくて夏の間は一度も彼女と会わなかった。 
その間にも他のバイト先をサークル内の人に教えてもらったりしてた。 
辞めてもっと割りのいいバイトにしようと思った。 
んで夏休み明け。 
授業が終わったら「大学が忙しいので辞めます」って教室長に言おうと決めていた。 
担当表を確認。そこには一人彼女の名前があった。 
久々だなーと思いながら彼女の下へ。 
「久しぶりだねーw」 
ってノートに書くとユウは急ぐようにそれへの返答をペンで書く。 
「先生の授業うれしい^^」って書いてそれを指でさす。 
そして言葉で「やった」って言った。 
そしてまたリンツのチョコレートをくれた。 
俺はバイト規則なんぞお構いなしにその場で口に入れた。

 

伴隨著想要辭職的煩惱進入了初夏

柚參與了類似暑期夏令營的活動,而我則因為社團的關係忙碌著,一整個暑假都沒有和柚見面。

在這段期間社團內的朋友也推薦了我其他的打工機會。

就辭掉輔導老師的工作吧… 我心裡這樣想著。

暑假結束的那一天。

「開學後的課業很繁重…所以我想要辭掉這裡的工作」 我一邊決定這樣子和教務長說,一邊拿起我今天的課程表。

課程表上只有柚一個人的名字。

我思考了許久,最後來到了柚的教室。

「好久不見w」我在柚的筆記本上寫道。

「果然還是腦思你上課比較有趣!」柚很快的在筆記本上寫上這一句,然後用她那雙大大的眼睛看著我。

「大好了~」柚這樣講著,並給我了一個金莎巧克力。

應該是說太好了吧… 我一邊心想,一邊把巧克力塞進嘴裡,甜甜的香味讓我忘記了教務長曾經和我說過的不准收受任何學生給的禮物的這條規則。

 

「しー」 
俺は人差し指を口元に持っていきそう言った。 
ユウもコソコソとそれをほお張って「しー」と同じ動作をして笑った。 
海かどこかに言ったのだろうか小麦色に焼けた彼女が一瞬可愛いと思ってしまった。 
もちろんロリに興味はなかった。 
そういう性的な意味じゃなくて、自意識過剰なのかもしれないけれど、自分が少しでも誰かに必要とされていることが嬉しかったんだと思う。 
ホントすっげー嬉しそうに笑うの。 
中学・高校と共学だったにも関わらず浮いた話は一切なかったし、大学デビュー!と思ってもサークルでは地味な存在だったしね。 
俺が隣に来るだけで喜んでくれる彼女を見てるとなんか無性に嬉しかった。 
もちろん辞めようなんて既に思わなくなっていた。

 

「噓~」 我將食指放在嘴巴前面,對著柚笑著。

而柚看到了之後,和我擺出了一樣的姿勢,也傻傻的對我笑著。

夏令營的地方好像是在海邊,看著她曬黑的皮膚一瞬間覺得她很可愛。

當然我那時候還是對她沒有任何意思的喔!(嚴正否認。

柚讓我很感激,不誇張真的很感激。

我從國中、高中道充滿著期待的大學都是那麼的默默無聞,一直都是這樣子在生活著,所以柚因為見到我而如此開心的表情,我真的很開心。

竟然有人會因為見到我而高興…這還是第一次。

我想要辭職的念頭也一下子就沒了。

 

それから半年ずっとユウの授業を見ていた。 
成績は概ね良好。 
冬の頃には学校の授業の先取り、応用もこなすようになっていた。 
俺も俺で授業に関係のない算数パズルみたいなもんを持ってきては解かせていた。 
彼女も悩みながらも楽しそうに解いていたよ。 
それになによりもユウと筆談、それに会話をする機会も増えた。 
教室長にも言われたが俺以外の先生とはほとんど筆談すらもしないのに俺には心を開いてくれていると。 
なんかなーwと思ったが悪い気はしなかった。 
俺から彼女についての話を聞くことは少なかったが彼女から俺の大学での話なんかを良く尋ねられていたな。 
後、変わらず映画の話もね。 
そして三月。 
いつも通りの授業だが彼女にとっては最後の授業だった。 
事前に教室長に知らされていた俺は若干の寂しさはあったが新たな旅立ちを祝う気持ちの方が勝っていた。 

在這之後過了半年,我一直指導著柚。

她的成績也都不錯。

冬天到時,柚結束了學校的課程,課程內容也不在那麼緊湊了,所以有時候我常常拿一些好玩的拼圖或是數學題目給她做。

 

教務長和我說柚真的聽我的課程聽的很努力。

 

授課之外,關於電影我們也聊了很多,我這個大學生和六年級的柚聊了好多好多的話題。

是柚讓我成為一個有意義的人,我真的很感謝她。

 

然後三月到了。

「柚同學說今天是她最後一次上課了喔,她媽媽有給我打過電話~」

教務長對著正要如同往常前去上課的我這麼說著。

一陣寂寞感席捲而來,我愣在原地。

最終我仍保持著祝福柚能有個美好的前程的想法走進了柚的教室。

 

最後の授業は中学校の準備講座だった。 
文字と式辺りまでをサクサクと終わらせていつもの雑談。 
「せんせ、わたし、きょうてじゅくやめるの」 
珍しく雑談で言葉を発してきた。 
「知っているよ。中学校でも元気で頑張ってな」 
俺はいつものようにノートに書き込む。 
「せんせはまたいるの?」 
「いるよー。たまには顔出してな」 
またノートに。 
「せんせ!」 
なんか声が尖ってる。 

ついつい「どうした?」って言葉を発する。 
「いま、しゃべってるの」 
ああ、なるほど。 
彼女が読唇術を少し身につけていることを知っていた。 
俺は口を大きく開けてゆっくりと会話をした。 
「ごめんね」 
「せんせ、わたしのじゅぎょたいへんたったてしょ?」 
「ぜんぜん」 
「めいわくをかけてごめんなさい」 
「馬鹿wなんで○○ちゃんが謝るんだよ」 
突拍子もないこと言うから早口になってしまった。 
(関係ない話だけど早口は当然理解しにくい。それに区切りすぎるのも良くない。 
大きく口を開けて。なるべく短い文で話すのがよろし) 

彼女の表情は???ってなった。 
「あやまらないで」 
「うん」 
彼女が席を立つ。 
出口で彼女が口を開ける。 
「せんせ、つくえのなかみてね」 
周囲の視線が気になった。 
いつもそうだったんだが、彼女の独特な喋り方は他の生徒、講師からの好奇な目を浴びてしまう。こっちみてねーで授業に集中しろ!と毎度毎度思っていた。 
「わすれもの?」 
彼女は首を振る。 
俺はおkサインを出して彼女を見送った。 
その日は彼女の授業で最後だったので机の掃除をしながら引き出しの中を覗く。 
そこには二つ折りになった紙が入っていた。 

「俺先生~、○○ちゃんが呼んでる」 
教室長に呼ばれた。 
俺は紙をポケットに入れて出口に行くと彼女が立っていた。 
その後ろには彼女の母親も立っていた。 
母親に会釈をして彼女の顔を見る。 
「どうした?」 
「しゃしん」 
今ではあまり手にすることのない使い捨てカメラを手にしていた。 
「ん?」 
「いっしょにとって」 
顔を赤らめて言う彼女。ませてるなーなんて思いながらも快諾。 
教室長にツーショットを撮ってもらった。 

 

最後的一堂課,我替她預習了一些國中的課程。

「這是指數,這是底數…」不知為什麼,我講的很慢。

但是課程還是會結束,很快的我又開始和柚閒聊著。

「腦思,我今天上完就不上了。」

不知道為什麼她說話了。

「我已經知道了喔~祝你國中時一切順利~」我在筆記本上寫著。

「那…老師會一直在這裡嗎?」柚低著頭問著。

「還會在哦~」我快速的在筆記本上寫著。

突然間,柚的聲音變大了。

「腦思!!!」

「怎麼了嗎??」 我嚇了一跳。

她指著自己的嘴巴:「我現在正在說話呢!」

阿…原來如此。

我知道柚會讀一點別人的唇形,所以我張大嘴,慢慢地說

「對不起~臭丫頭。」

「噗哈哈~」

 

「腦思…教我肯定挺累得吧?」

「是老師~」

「我肯定帶給你不少麻煩吧…對不起。」

「你這個笨蛋~我不用你擔心的。」我趕緊說道。

柚此時露出不解的表情。

阿…是我說太快了嗎?

我靠近柚,慢慢地對她說:

「沒關係的,柚。」

柚看著我。

「好。」

 

下課後,我像往常一樣送柚到了門口。

「腦思,看一下書桌裡面。」

「是有忘記甚麼東西嗎?」

柚搖著頭。

我走回教室,想起來今天在課程結束整理書桌時的確有看到一個對折兩次的小紙條。

「老師~柚在叫你哦~」教務長走過來和我說。

我再度走到補習班門口,看見了柚和她的媽媽。

「怎麼了嗎?」簡單的和柚的媽媽點頭致意後,我蹲了下來問著柚。

「拍朝。」柚手上拿著現在完全都沒有在賣的一次性照相機。

「什麼?」

「一起拍照。」

 

「笑一個~」教務長拿著相機,對著我們笑著。

柚的臉有些泛紅,伴隨著春天的涼風。我和柚與柚的母親。

 

「喀嚓。」

 

彼女が車に乗り込み、見えなくなるまで俺は手を振った。 
んで戻って帰宅。 
家に帰ってスーツをハンガーに掛けていた時に例の紙の事を思い出した。 
ポケットを探り取り出す。 
開くとそこには彼女の綺麗な字で 
『一年間ありがとうございました。先生の授業とても楽しかったです』 
と書かれていた。 
可愛らしい絵も添えられていた。 
彼女は絵が得意だった。よくノートに書いていたよ。 
俺はその紙を閉じて財布に入れた。 
そして冷蔵庫からビールを取り出す。 
その日のビールは少ししょっぱかった気がするんだぜw 

 

我目送柚坐上車子後轉身正要離去。

「腦思!」我聽到柚叫著我。

我立刻回頭,看見柚將手伸出窗外,拼命的對著我揮。

「腦思~~~~再見!!!。」她大聲的叫著。

「保重。」我笑著揮手。

直到柚的車消失在地平線前,她一直對著我揮著手。

 

回家了之後,我想起來柚給的紙條放在我的口袋裡面,我將紙條拿起來看。

「謝謝老師一年以來的教導~我很開心能上到老師的課!!。」

底下有一張她畫的可愛卡通圖。

是阿…一直都是這樣的。

在和她閒聊的時候,上課的空檔,她總是會畫一些可愛的圖。

一直看著一直看著,直到看到這張紙條後才發覺這可能是最後一次看到她畫的圖吧?

我默默將紙條折起來,放進皮包裡面。

打開了冰箱拿了一些啤酒。

不知道呢~總感覺這種時候會想要喝一點酒吧?

但總感覺那一天的酒好像有點少呢…

 

大学二年生になるとやたらサークルが忙しくなった。 
バイト代も貯まってたし、その頃から始めたスロットも調子が良くバイトに入らなくなっていた。 
んで久しぶりに塾に行くと教室長が 
「この前○○ちゃん(彼女)が君に会いにきてたよ」 
5月の中旬だったね。 
「そうなんすか?なんか用でした?」 
「これ置いていった」 
封筒みたいなものを手渡された。 
中身を見ると最後の日に撮った写真の焼き増しだった。 
俺の顔キモw今でもスキャンして撮ってあるがマジできもいw 
そして一枚の紙。 
『携帯買ったのでメールしましょう』 
ってアドレスを添えて書かれていた。 

なんだそれwと思いながらも封筒をしまいその日は授業をこなした。

帰宅後思い出したかのように彼女からもらった紙を見た。

そして携帯を手に取る。

アドレスを打ち込む。

本文入力。

でも送信ボタンは押さなかった。

なにかいけないことをやっているんじゃないかという衝動に駆られたんだな。

中学生にメールなんてって思った。

万が一トチ狂って犯罪チックな展開になったらどうすると思い結局メールは送らなかった。

そしてそれ以降彼女が塾に来ることはなかった。

もちろんアドレスの紙もどこかに消えていた。

 

很快的我升上了大二,因為社團活動的關係開始忙了起來,我在補習班的排班表也變得相當的空,幾乎兩個星期才會去個一次左右。

然後在上一次去補習班時,教務長看到我後拿了一張紙條給我。

「請問這是…?」

「上次柚來找你。」教務長說著。

我心裡震了一下。

「但是因為你沒有排班所以沒看到你,所以她要我把這張紙條轉交給你。」教務長將紙條拿給我。

「裡面是?」

「不知道呢~她交代我們誰都不可以看~吼你那時候不在沒看到,你都不知道她露出了好像只要我們偷偷拆開來看的話就會被她剝一層皮一樣的眼神呢!」

我笑了出來。

 

離開補習班之後,我打開了紙條。

裡面有上次和她告別時拍的照片,我才發現我那天的臉有夠蠢的w

裡面還有一張紙條。

「我買了手機了喔!!傳訊息給我吧owo!」

下面寫著手機號碼。

我相當的開心,拿起了自己的手機存了柚的手機號碼。

要給她發什麼訊息呢?? 我雀躍得想著。

「臭丫頭你國中過的如何阿…」我輸入簡訊。

但是正當我要按下送出時,我停下了動作。

我這是和一個國中生在幹什麼阿… 一想到自己剛剛雀躍到不行的心情就覺得有些丟臉。

 

最終我沒有送出訊息。

那張紙條也不知道被我丟到哪裡去了。