スパングル
\1,400
株式会社 ビーケーワン
鳩山郁子さんは、作家の長野まゆみさんの本に挿絵を描いたこともある、漫画家さんです。

以前から友人の薦めや、長野まゆみさんの御本を通じて絵だけは知っていたものの、田舎在住にわたくし生来のものぐさが加わって、中々本を手に入れる事は出来ずにいました。ですから、私がこの鳩山郁子さんの漫画本を手に入れる事が出来たのは、ほんの二月程前の事なのです。
ネットって便利ですねえ!家にいるのに、わざわざ旅先で強引に大型書店に行って手に入れたりしていた貴重な本が、ボタン一つで手に入れる事が出来るのですから!!。
とにかくそんな経緯で手に入れた本な訳ですが、手に入れてからは早かったです。とりこになるのが・笑。

漫画って普通、まとめて読めば遅くとも一冊2時間程で読めてしまうものだと思いますが(多分)鳩山さんの短編集「スパングル・改訂版」を一冊読むのに、私は一週間程も費やしてしまったのです。
本が終わりに近づけば近づく程、読み終わるのが勿体無くて溜息をついてしまいました・苦笑。

「スパングル・改訂版」自体は短編集で、初版の時より二つ程多く短編が掲載されているようです(超お得)。絵は繊細で細い描線、文はまるで詩篇のようです。目から鱗が出るとは正にこの事かと!
長野まゆみさんやサン・デグジュペリの「星の王子さま」が好きな方には、きっとたまらない作品集でしょう。かくいう私もその一人。

話は変わって、鳩山さんの御本の二度目の通販をネットでした時。「青い菊」と言う作品集のカバーを開いたとたん、余りの嬉しさに悲鳴をあげそうになりました。何と(直筆らしい)サインが入っていたのです!。
どんな経緯で私の手元に届いたのかが不思議ですが、人様にサインを貰ってあんなに喜んだのは、生まれて初めての事でした。

余りの嬉しさに、以前私に鳩山郁子さんを薦めてくれた友人に、写メールでサインを送りつけてしまいました。
歯軋りさせてしまっていたら御免なさい、友よ。そして有難う!!・苦笑。