![$家具 通販 赤や 竹田のブログ-幻視時代](https://stat.ameba.jp/user_images/20101210/09/akaya-kagu/e7/fa/j/t02200301_0300041010908955913.jpg?caw=800)
幻視時代 西澤保彦
若干のネタバレあります。
死んだはずの同級生が写真に写っているという、
インパクトのある掴みから、
ロジックの積み重ねでその謎を解き明かしていくというミステリ。
まさか幽霊?というプロローグだったので、
SF要素もあるのかな?と思いましたがそうではなかった。
高校→大学→現代(40代)と時を経て、
高校時代に起こった事件の真相に迫る。
主要人物のアラフォー3人が飲み食いしながら割と軽いノリで、
22年前の出来事を仮説を積み重ねて推理していく様は、
西澤さんのタックシリーズの登場人物も歳を重ねるとこうないうノリになるのかな?
と連想させて面白かったです。
亡くなった女子高生がなぜ死んだか、よりも
事故で死んでしまった先生が一体何をしたかったのかという謎が
その動機といい、非常に清々しくてよかったです。
(しかしそこまでするか?と言われると…)