幻視時代 読書感想 | 家具 通販 赤や 竹田のブログ

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西澤保彦さんの幻視時代を読みました。

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幻視時代 西澤保彦

若干のネタバレあります。

死んだはずの同級生が写真に写っているという、
インパクトのある掴みから、
ロジックの積み重ねでその謎を解き明かしていくというミステリ。

まさか幽霊?というプロローグだったので、
SF要素もあるのかな?と思いましたがそうではなかった。

高校→大学→現代(40代)と時を経て、
高校時代に起こった事件の真相に迫る。

主要人物のアラフォー3人が飲み食いしながら割と軽いノリで、
22年前の出来事を仮説を積み重ねて推理していく様は、
西澤さんのタックシリーズの登場人物も歳を重ねるとこうないうノリになるのかな?
と連想させて面白かったです。

亡くなった女子高生がなぜ死んだか、よりも
事故で死んでしまった先生が一体何をしたかったのかという謎が
その動機といい、非常に清々しくてよかったです。
(しかしそこまでするか?と言われると…)