セカンドラブ 乾くるみ 読書感想 | 家具 通販 赤や 竹田のブログ

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乾くるみさんのセカンドラブを読みました!
移動が多いと小説が読めて嬉しいw

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セカンドラブ 乾くるみ

本の帯には「イニシエーション・ラブの衝撃ふたたび」と書かれているので、
当然のようにかまえて、穿って読み進めました。

これはネタバレしないと感想が書けない小説ですね…(;^_^A

以下ネタバレも含みます
やじるし やじるし



最後の二行を読んで
何だとっ!?
となり、
速攻最初のプロローグを読み返しました。

この仕掛けにはヤラれました。

「同一人物と思わせておいて実は違う人間でした」
という叙述トリックが刷り込まされている状態で、
(本の帯のせいで)
尚且つ最初の掴みの部分で登場する春香が実は春香ではない的な
なんとも意味ありげな描写があったので、
別人?それとも同一人物?的な部分に着目してしまいました。

これも色々な伏線がありつつ注目すべき点なのですが、
驚くべきところはそこではなかった!のが真相でした。

ただこの仕掛けは見事と思いましたが、
この春香さんの動機的な部分が理解不能でもあります。
最後読み終わってからも
「なんでなん???」であります。

本質的にこういう人なんですと言われたらそれまでですが、
特に必然性も心情も語られないので、
死んでいった人たちが不憫でならないw
化けて出るのも当然かも。

乾さんの描く女性は本当に真っ黒だな~。