「インセプション」観てきました
インセプション クリストファー・ノーラン監督
ディカプリオと渡辺謙さんの共演ということで、
日本でも大変話題になっておりますが、
この映画はクリストファー・ノーラン監督の
とんでもない発想力と卓越した構成力でなりたった
今まで見たことのないような素晴らしい映画でした。
２重、３重、４重構造で構築された夢の世界での
複雑なドラマや妥協ないアクションシーンも
素晴らしかったですし、
その夢から引き戻すための仕掛けの作動が
（車のダイブ、エレベーター爆破、病院爆破など）
同時進行していく様は観る側の切迫感や緊張感をもたらして、
本当に夢を見ているような体感をしました。
登場人物では主人公の奥さんが凄味がありすぎて
かなり怖かったです。
夢の中では主人公の記憶や想像で成り立っているとはいえ、
あの人物像ならば夢を共有するみんなのトラウマになりかねないです
「マトリックス」や「ビューティフル・ドリーマー」
などなど過去の名作の設定やテーマが思い出される
映画ではありますが、
それらとはまた違った味付けと世界観で
独自の面白さやアイデアが詰まった
何回も観たくなる映画でありました。
しかしながら最後は…
非常に気になる終わり方ですね…
現実と虚構の世界を区別なく生きる様は、
映画や小説などで度々引用される
「胡蝶の夢」をモチーフにした
お話しにもよくついて回る設定ですが、
ワタクシも以前にネトゲにハマってしまった苦い思い出が…。
みなさんもなるべく現実世界で精一杯生きましょう！