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中島哲也監督の映画「告白」観ましたビックリマーク

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告白 中島哲也監督

原作は昨年読みました。

原作を最初読んだ時の印象は

黒武洋さんの小説「そして粛清の扉を

を真っ先に思い浮かべました。

圧倒的な暴力で生徒に制裁を加える「そして粛清の扉を」に対して、

「告白」は生徒を精神的に追い詰め復讐するという点で、

より陰湿で、教師の壊れっぷりに怖さを感じました。


今回の映画は原作をどこまでも忠実に再現されていて、

よくある原作既読者はガッカリ

なんて事はない素晴らしい出来でした。


冒頭の教室内のシーン、

忙しなくうるさい生徒達を前に

森口先生が淡々と語る描写などは

小説では伝わりにくい部分を

音と映像で見事に表現していました。

あのシーンだけで、

クラスの雰囲気や生徒たちそれぞれの人物像、

森口先生のクラスでの立場などが見て取れる

素晴らしい演出だったと思います。


映画「告白」は

今までの中島監督の作品のように

ドきついカラフルの派手な演出や、

ゲラゲラ笑えるギャグシーンもありませんが、

至る所で中島哲也監督の手腕が光る

原作ファンも納得の見応えある映画であると感じます。