全く予備知識無しに、書店で帯を見て購入しました。
ラガド 煉獄の教室 両角 長彦
関係者の証言でストーリーが二転三転する構成なので、
会話文が非常に多く、サクサク読めるし展開も早い。
そして登場人物のキャラがすごくわかりやすい。
悪く言うとちょっと記号的な印象。
敵かな~?味方かな~?的な
謎の人物の暗躍も目が離せない。
途中からだんだんリアリティのない
突拍子もない方向に話が進んでいくが、
生徒ひとりひとりにスポットを当てた
クライマックスの盛り上がり方はスゴイ!
そして毎ページ登場する教室の見取り図も
最初は
「これっているのかな?」
と思っていましたが、
ラストで非常に効果的な使い方がされ
ビックリ!
この小説のテーマである
その場の空気を操る?能力、
空気を読まなくてはならない空気を創造する?能力、
そんな力あればいいですね。
空中戦にメッポウ強いのは柴田ヨクサルの
エアマスターですが、
その場の空気を操る能力がある人も
エアマスターですね。