ボトルネック 読書感想 | 家具 通販 赤や 竹田のブログ

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米澤作品を集中的に読み漁った時の一冊

家具 通販 赤や 竹田のブログ-ボトルネック

米澤穂信 ボトルネック

青春ミステリと銘打ってあったので、
古典部シリーズのようなものを想像して読み始めると…

暗い、なんて暗いんだこの主人公は(^▽^;)

悲観的な主人公が楽観的なパラレルワールドの姉を
目の当たりにすることで、
悲観論者っぷりに拍車がかかる。
自分のレゾンデートルを世の中全体にまで
完全否定されたら、
最後はそりゃそうなるよね…。

ただペシミストであるが故に
自分の周りの世界から自身の居場所がなくなり
そのことで更に悲観的になる悪循環というのは
現実社会においてもよくよく見受けられる

マーフィーの法則に通じるもので、
失敗や恐怖を恐れず、
常時成功や良いイメージを持つ人こそが
幸せになれるっていうのは
世の中の常じゃないかなあ
と思った次第です。

タイトル「ボトルネック」で思い出しましたが
あのヤクルトのくびれって
中身が一気に口に入らず、
少しずつ味わいながら飲めるように設計された
というのを
最近テレビで見て感心いたしました。