出産予定日は3月20日でした。

 

初産なので、遅れるだろうなーとは思っていたものの、1週間過ぎてもなんの気もないので、さすがに不安になってきた3月27日の夜

 

 

 

3/27 22時ごろ。

 

妻 「なんか、ちょっとお腹痛い。」

 

私 「陣痛?」

 

妻 「うん。まだ弱いけど。」

 

私 「病院電話して見ようか。」

 

病院に確認したところ、

前日の検査では子宮口が1cm程しか開いていなかったので、まだだとは思うけど心配なら来てくれていいよ、

とゆーことで、のそのそと準備をして向かうことに。

 

 

 

同日 23時 病院にて

 

助産師 「やっぱりまだ子宮口は2cmぐらいですね。

     でも、痛いよね。」

 

妻 「そうですね。結構痛いです。」

 

痛いと言いながらも、語るに冷静なところがすごい。

 

助産師 「明日、先生に診てもらって、促進剤打つか

     決めたらいいと思うんだけど、

     今日はどうしますか?

     一旦、家に帰る?それとも、ここに泊まる?」

 

妻 「家に帰っても、痛くて寝られないと思うんで

  泊まります。」

 

 

そんなに痛かったのか!

 

涼しい顔してるので、全然わからなかった;

 

その時助産師さんの見立てでは、明朝診察、昼ころ促進剤、夕方~夜に分娩ということでした。

なるほど、ということで、ひつじは妻を病院に残して一旦帰宅します。

 

 

 

3/28 朝7時ごろ 病院にて

 

ひつじ、出勤前に、妻を見舞う。

 

私 「どう?寝れた?」

 

妻 「あんまり。やっぱり結構痛い。」

 

昨日の件からして、この人の「結構痛い」はあてにならないので怖い;

血色はあまりよろしくなく、寝られなかったようだ。

とはいえ、病院にいる限り、めったなことはないと思うので、

 

私 「また、診察終わったら結果メールしてね。」

 

妻 「りょ。(´・ω・`)ノシ」

 

あとは病院に任すことにして、出勤。

 

 

 

同日 10時半

職場にメールが。

 

妻>やっぱり、促進剤打つことになりました。これから打ちます。

>あと、お義母さんが来てくれてます。

 

ちなみに、お義母さん(つまりひつじの実母)は、病院の近所に住んでいます。

 

さて、促進剤か。。。

牛の長期在胎で、デキサとエストラジオールの分娩誘起なら、注射後36時間前後が多いって言われてるけど、人間だったらどのくらいなんだろう。

ひょっとしたら、夕方あたり年休とった方が良さそうだなぁ、とか呑気に考えていました。

 

 

 

同日 12時前

今度は母からメールが。

 

母>これから分娩室に入ります。

 

 

 

°°( □ ;)

 

展開早いっスねぇ!!??

 

 

 

想像以上の展開の速さに半分驚きつつも、「まぁ、そういうこともあるか」と半分は納得していました。

かじっただけとはいえ、臨床やってた肝座りが多少活きたのでしょう。

 

さて、さっそく年休を書いて病院にダッシュしたいところですが、運の悪いことにその時、野鳥の鳥インフルエンザの疑い事例が舞い込んでいました。

 

しかも、ひつじがいる鳥インフルエンザ担当の島は、ひつじ以外出払っています。

 

いくら、家きんでの事例ではないといえ、さすがにもぬけの殻には出来ないので、検査結果早う出ろ~、検査結果早う出ろ~と年休届を書きながら祈っていました。

 

 

 

同日 12時半

 

待望の検査結果陰性の連絡が入り、速攻で年休届を課長に叩きつけ、病院へ向かいます。

 

牛の難産の時とかは、往診依頼が入ってから昼飯食べて出発するぐらいでちょうどいいみたいな、のんびり構えですが、さすがに我が子のこととなると焦ります。

 

とゆーか、それ以上に分娩室に妻とひつじ母の2人っきりというのが、さらに焦りを加速させます。(別に仲は悪くありませんが;)

 

もし、自分が到着する前に産まれようものなら、母にこの後一生何を言われ続けるか、わかったもんでもありません。

 

 

 

ともかくも、荷物をまとめた私は、バタバタと病院へ向かいました。

 

~続く~