昨日の夜はパールマンのコンサートでした。台北の国家音楽聴というすばらしいホールでの演奏。ぶりりあんと。。。
モーツアルトのバイオリンソナタ。少しピアノの音が勝っていて、あれ?どうしたのかな、という印象。Rohan de Silva というピアニスト。すごくきれい。音が本当に真珠が転がっていくみたい。ああ、そうやって弾くんだな、と思う。すごく素敵。
ベートーベンのソナタ。すごくベートーベンらしい音。ここにきてパールマン、起きてくれたみたい。音が違っている。右手の使い方がとってもやわらかい。日本語でなんていうのかな、スタカート、のいろんな種類。とにかくすごい。
昨日は7時半からの演奏会なので家を5時10分に出たんだけど、途中の高速で渋滞。もう間に合わないかと思った。だから食事抜きでダッシュ駆け込む。子供二人と私。席は娘が15列目の33番。息子が16列目の30番。私はその横、32番。1人3000元のチケット。3人並びでは取れなかった。子供達への大きなプレゼント。もうきっとパールマンはアジアに演奏会にこないかもしれないから最初で最後のチャンスだよ。よく見ておきなさい。
20分のインターミッション。慌てて200元のプログラムと45元のサンドイッチ、20元の水を買う。子供たちにサンドイッチを食べさせて、私はしばし余韻に浸る。それにしても超満員。私のように子供を連れたお母さんが多いのに気が付く。バイオリンを背負ったままの子もいる。そして欧米系のお客さんが多いのも目に付く。みんな最前列を陣取っていたっけな。
サンサーンスのバイオリンソナタ。これ始めて聞いたけどすごく、すごくいい。ものすごい超技巧でパールマンが魅了してくれる。隣の席の息子が身を乗り出すのが分かる。ぜんぜん崩れない。ビブラートもどこまでも美しく、てぃやおこん(すたかーと)がどこまでも軽く飛び跳ねる。ああ、キテヨカッタナア。間に合ってよかったなあ。
超満員の全席総立ちのズタンディングオベーション。ものすごい拍手の中プログラムは終了。でも、これからがパールマンのすごいところだった。次々に紡ぎだすアンコールはどれも珠玉。クライスラーに始まってマティーニ、あとは、私の知らない曲。でもどれもすばらしい。みんな身を乗り出して聴いている。本当に音の魔術師。コンサートホールにはパールマンと私しかいないような錯覚に陥る。パールマン万歳。
9時半に駐車場に出てみると3歳の娘が後部座席で亀の子寝をしていた。『ママ、あたしも一緒に入ってもいい?』としつこくせがまれた事を思い出す。あともう少し、110cmになったらね。
国家音楽聴の座席に座って目の前の偉大なパイプオルガンを見つめている時に、隣の席の息子が『ぼくもここで弾きたいなあ。』と言った。『少年よ大志を抱け』連れて来てよかった。
今日一日に感謝。みんなに感謝。Perlmanに感謝。 Rohanに感謝。
夫に感謝。子供たちに感謝。神様に感謝。