今年5月にグアムへ旅行へ行った。ハワイのミニチュア版といったところだろうか。昨年、ハワイの一流ホテルで余暇を楽しんだ俺にとって、少し物足りなかったが、ホテルのレストランは美食家の俺をうならせたし、人影の少ないビーチは、都会の喧騒を忘れさせてくれた・・・。


エコノミーシートに長い自分の脚を折りたたむように座っているのは苦痛だが、飛行機の搭乗時間は約3時間。ハワイが8時間以上であることを考えればとても楽だ。機内で時間をもてあますことのない様、俺は出発直前に書店へ駆け込み、何冊か文庫本を購入した。


その中に、競馬必勝本があった。競馬やパチンコなどの必勝法というものほど胡散臭いものはない。だいたいそんなものが存在すれば、ギャンブル自身が成り立たない。全員勝つのだから・・・。


では、なぜ俺がしばらく関心を無くしていた競馬の必勝本に目を留めたのか。それは、端的な攻略法が流麗な文章で飾られていたからに他ならない。


俺より3歳年上のその作家は、競馬必勝本だけでなく、恋愛本や自己啓発本を書いていることを後で知ることになるが、いずれにしても、機内で退屈させない魅力がその本にはあったのだ。


俺は5月4日の天皇賞・秋で、久しぶりに馬券を購入した。40歳の誕生日直前ということもあり、何かの記念にという軽い気持ちでもあった。付け足すとすれば、前日に流れたテレビの競馬情報番組で見た、アドマイヤジュピタの追い切りが抜群によく見えたこともあった。


俺は当日、メイショウサムソンと武豊のコンビ、それに名騎手・安藤が騎乗したアドマイヤモナーク、そしてアドマイヤジュピタの三頭ボックスで勝負した。


結果はアドマイヤジュピタが優勝。2着にメイショウサムソンが入線し、馬連配当はちょうど20倍。おれは2,000円購入していたので、結果30,000の勝利となった。


NHKマイルとオークスは馬券を買うことができなかった。NHKマイルではディープスカイを本命にしていたので馬券を買えなかったことを悔やんだが、オークスでは本命ソーマジックが馬群に沈み、旨を撫で下ろした。


ヴィクトリアマイルでは、ニシノマナムスメと、ベッラレイアの単勝2点勝負をした。変則だが、ウォッカを外したのだから間違いではなかった。結果は初距離をこなしたエイジアンウインズが優勝。このときの教訓は二つ。一つは「下手クソな騎手は勝たない」ということ。二つ目は調子のいい馬は初距離でもこなすということ。


先日のダービーではこの教訓が大いに生きた。2400メートルを不安視されていたディープスカイだが、馬の能力を信じることができた。また、鞍上が四位ということも俺に確信を与えた。松岡や川田には荷が重いだろう。


俺には思い切って勝負する原資がない。単勝3,000円、複勝6,000円の購入で、儲けは一万円少しだ。パチンコなど過去のギャンブルで負けた額に比べれば利息にもならない額だ。でも、これでいい。これでいいのだ。


毎週、一万円ゲットしてみろ。年間いくら勝てると思うのだ。一年間は54週ある。全勝すれば50万。負けることもあるが、複勝スタイルを貫けば、リスクを軽減できる。負けを抑えることができる。


そう、俺の目標は年間10万プラスだ。欲をかいてはいけない。成長するんだ。俺の今年の収支はプラス30,800円だ。これを減らさず、伸ばす。


まあ、見ていてくれ・・・。