おはようございます。

いつもブログにお越し下さり誠にありがとうございます。

今日はヘルメット療法に焦点を当てて書いて行きたいと思います。

 

今、日本では主に3つのヘルメットが使用されています。

 

1つは世界シェアNo1のスターバンドというヘルメットを取り扱っているAHSさん。

次に、日本における斜頭症治療の第一人者である東京女子医大の藍原先生が開発したいアイメット。

そして、それらの牙城を崩そうとしているミシガン式。

 

この中でどれを選ぶかは最終的に親御さんの判断になります。

そこで先ず、ヘルメットをしている1000人以上のお子さんの装着状態や改善状態を調べた結果も踏まえて書かせて頂きたいと思います。

 

① どんな先生か

2017年に『赤ちゃんの頭にまつわる【ウソ・ホント】に答えます!』という特集がありました。

そこには、“『斜視になる』、『噛み合わせが悪くなってしまう』とかいう噂は全部ウソです。”と書かれています。

斜視については先日述べた通りですが、噛み合わせについても悪くなってしまいます。

 

“Mandibular dysmorphology in unicoronal synostosis and plagiocephaly without synostosis.”

The Cleft Palate-Craniofacial Journal ,1996 Sep;33(5):418-23.

 

敢えて古い論文を紹介しますが、斜頭症は下顎骨の変形の原因となります。

この先生が「全部ウソ」と断じた事がウソだったのですね。

ちなみに、私がこれを指摘したからでしょうか、「変形性斜頭症と顎変形症との関連性についての研究」を始めるそうです。

世界的には斜頭症は下顎骨の変形の原因という流れですが、どのような結果を発表するか楽しみにしています。

どちらにしろ、斜頭症の治療を受けるのに、思い込みで取材に応えるような医師はどうかと思いますが如何でしょうか?

 

② ヘルメットの種類

前述した通り、スターバンド、アイメット、ミシガン式がありますが、個人的にはスターバンドとアイメットを勧めたいと思います。

理由は色々あるのですが、構造的にほにゃらら。

書きたいのですが、ここでは書けないのです!

一応、少なくない症例(ヘルメット装着児1000人以上)を見てきての“個人的”な意見ですけどね。

もちろん、スターバンドにもメリット・デメリット、アイメットにもメリット・デメリットがありますのでそのお子さんの頭の形状や月齢、性別などにより、私も紹介先を変えていたりします。

 

大きくこの2点を踏まえ、少なくとも90年代から現在における論文を読み、実際にどうなのか確認しているような医師に見て貰いたいと思います。

当然の事ながら、「斜頭症は見た目の問題」などとデタラメをいう人は除外ですね。

 

そう考えると、

・脳神経外科の医師(早期癒合などが関係するから)

・斜頭症に最低5年以上携わっている

・論文を良く読まれ最新の知見に明るい医師

 

こう言った視点から見ると、個人的には東京女子医大の藍原先生は最強でしょう。

 

 

名称 : 赤ちゃん専門治療院「べびきゅあ」

電話 : 03-3971-0415

院長 : 山田光敏