「和=(バランス)」を追求する男 マネバラドクター内田です。
日本人は元本保証が大好きです。
その証拠にお金のほとんどを預貯金に預けています。
元本が割れずに守られるというのは、
安心かもしれません。
しかし、預貯金に対して受け取る利子は、
世の中の物価上昇についていけてるでしょうか?
世の中の金利に負けていないでしょうか?
☆元本保証 vs 物価上昇
2017年現在、
モノの値段は上がっていますか?下がっていますか?
下がっているモノより、
上がっているモノの方が多いと思います。
元本保証では、物価上昇に負けてしまいます。
☆元本保証 vs 世の中の金利
預貯金の利子は、住宅ローンの金利より高いでしょうか?
住宅ローン金利は、ローン金利の中では一番低い部類に入りますが、
それでも預貯金の利子よりは圧倒的に高いです。
元本保証では、世の中の金利に負けてしまいます。
今、1万円で買えるモノの量と
10年後に買えるモノの量は、
資産価値が変われば、当然、変わります。
例えば、毎年単利で1%の物価上昇があったとすると、
100円のモノは、10年後110円になっています。
今なら1万円で100個買えますが、
10年後は1万円で90個しか買えません。
1万円は10年後も1万円ですが、
買える量に違いがあっても
「 元本保証 」には違いありません。
お金の「 元本保証 」は、
資産を保証してくれるわけでも、
生活を保証してくれるわけでも、
人生を保証してくれるわけでもないのです。
あくまでも「 金額 」を保証するだけです。
このことに気付いているかどうか、
そして物価上昇に対応する手段を選べるかどうかが、
家計のゆとりに大きな違いを生むのです。