腰が痛い、首凝りが辛いという方でも、
施術を行うことで施術前よりも軽くなると思っています。
それで大幅に痛みが軽減できた場合は
「痛みがなくなった!バンザイ!」
となりたいところですが、
実は施術した後の方が大切だと私は思っています。
なぜなら施術している時間より生活動作をしている時間の方が圧倒的に長いからです。
なので当店ではセルフケアや生活動作のアドバイスなどを行なっております。
しかも動画撮影OKです!
ところで最近、テーブルや椅子ではなく
床に座って集団で過ごす機会があり、
その時に自分を含む他の方の動きを見て思ったことがあったので、
今回はそのことをお話したいと思います。
皆様は仰向けで寝ている状態から立ち上がるまで、どのような動作で行なっていますか?
おそらく大半の方が以下の2パターンに該当するのではないかと思います。
パターン①
この動作の特徴は
最初に上半身をひねってから
腕に体重をかけるようにして上半身を起こします。
パターン②
首を起こしてから肘に体重をかけて
徐々に上半身を足の方に向かって起こしていきます。
この2つ該当しない方もいらっしゃったかと思いますが、
皆様はいかがだったでしょうか?
実はこれ、気をつけないと、どちらも身体を痛めやすいのです。
では1つずつ見ていきたいと思います。
パターン①
はじめに上半身をひねっているのが、このパターンの特徴ですが、
それが痛みの出る原因となることがあります。
この方法、毎回違う方向に上半身をひねる方はほぼいないと思われます。
人ってやりやすい方法を毎回行なってしまうので、
右がやりやすい人は毎回右に上半身をひねっているはずなんですね。
それが毎日何回も何回も繰り返し行われるとしたら、どうなるでしょうか?
身体に左右差が生まれ(=身体バランスが崩れて)、それによって腰痛になりやすくなってしまう可能性が出てしまいます。
パターン②
これはやってみると実感しやすいのですが、
頸椎〜胸椎(首から胸にかけての背骨)にかなりの負担がかかります。
なので首凝りや浅い呼吸につながってしまいそうな動作であると考えています。
しかし体幹をひねる動きがない分、強い腰痛にはなりにくい動きです。
では、どうすれば良いか?
1番負担が少ないのは、次の動作だと考えています。
(普通の本には載っていない方法なので、画像を切り貼りしています。
なので動作工程の数字が通し番号になっていなかったり、途中からアングルが変わっていますが、
それらは無視してください。)
この動きを最初から説明させていただきますと、
最初に膝を立てて、腕の重さを利用しながら身体全体を丸太のように転がって横向きになります。
その後、うつ伏せになるように更に身体を転がして、
両手を床についた正座のような姿勢になります。
そこから片膝ずつ立てて立ち上がります。
手を床につけている時間は画像ほど長くなくていいと思います。
この動作のポイントは
・身体をひねっていないこと
・背骨への負担が少ないこと
です。
普段からパターン①や②の起き上がり動作を行なっていて
腰痛や首凝りなどが出やすい方は、試しにこちらの方法をやってみてください。
それで、普段の起き上がり動作より楽だった場合は
このやり方で日々過ごしていただくことで
腰や身体全体への負担が軽減していく可能性があります。
身体の不調は
日々の動作での負担の蓄積であることが往々にしてあります。
痛みなどの不調が出ている際は、
身体の声を聞きながら日常動作を修正してみるのもいいかもしれません。
では、ありがとうございました!!
千葉県市原市五井中央西1-3-11ウイング五井501(駅から徒歩4分)