自分でセルフケアをやったり人に伝えたりして、よく感じることがあります。
それは「身体の声を聞ける人は、健康の維持・向上がしやすい」ということです。
例えば当店の施術の場合、
軽い筋トレのような事をするため、お客様にも力を入れていただく必要があります。
その時に私が「今この辺りに力が入っている感じはしますか?」と尋ねるのですが、
力の入っている部位を感知できる方は、施術効果も上がります。
また、セルフケアも適切な姿勢で行うことが可能であることが多いです。
なぜ、力の入っている部位を感知できると施術効果の向上やセルフケアの習得が早いのか?
この回答には前提となるところからご説明する必要がございます。
まず、筋肉は微妙な腕や脚の角度の違いで力の入り方が変わってきます。
例えば肘を曲げる場合、手のひらを上に向けるか、横に向けるかで使用する筋肉が変わってきます。
試しにやってみていただければと思いますが、
中身の入ったペットボトルなどを持った状態にして、以下のことをやってみます。
・手のひらを上にしながら肘を曲げると、いわゆる力こぶの筋肉(上腕二頭筋)が固くなります。
・手のひらを横に向けた状態(コップを持っているような状態)で肘を曲げると、力こぶはそこまで固くならず、その外側のちょうど肘の曲がる部位の筋肉(腕橈骨筋)が固くなります。
このように手首の角度が違うという、微妙な変化だけで使用する筋肉も変わってきます。
もちろん一般の方がここまで知っている必要はないと思います。
しかし、立っている時、歩いている時、デスクワークしている時、荷物を持っている時など
日常生活動作の時に身体のどこに力入っているか意識するだけでも健康状態は変わってきます。
なぜなら今溜まっている疲労は、日々の身体操作によって生まれた負担の蓄積によるものだからです。
ですので、日々の身体への負担がキャパオーバーにならないようにしていく必要があります。
そのためには「この立ち方だと腰に力が入っているから疲れる」とか
「デスクワーク時、うつむくような姿勢になっていて首の後ろが張っている感じがする」という具合で、
身体のどこに力が入っているのか認識できると予防しやすくなってきます。
言い換えると、身体の声を聞いていくことです。
そうすると自然と負担のかからないような姿勢を取ることが可能となってきます。
また、セルフケアの際にも
「このように身体を動かすと、よりこの筋肉に力が入りやすい」と、より効果のある姿勢をご自身で調整することが可能となりますし、
「ここの筋肉に疲労が溜まっている」と認識できれば、リリースもより的確な部位を狙うことが可能となるはずです。
このような理由で
「なぜ、力の入っている部位を感知できると施術効果の向上やセルフケアの習得が早いのか?」の答えは
自分自身で、使用する筋肉の選択や負担のかかる部位の調整などが可能だからです。
ですので「身体の声を聞くことが、身体の状態を良く保つ1番の方法」であるような気がします。
「そう言われたって、そんなの分からないよ」という方もご安心ください!
当店では、そのコツをお伝えしながら日々の負担が増えないような姿勢・動作、セルフケアなどお伝えしていきます!
それが身に付けば、ご自身で身体を健康に保つことが可能となり、身体のメンテナンス代も抑えられます!
では、今回もありがとうございました!!
千葉県市原市五井中央西1-3-11ウイング五井501(駅から徒歩4分)