首凝りによってアタマの調子が悪くなるメカニズムの3回目ですね。

これまでのことをザックリ振り返りますと、以下の2つのような内容になります。

 

1.筋肉のこと

筋肉は働いている時に固くなり、その時に血管や神経を圧迫します。

仕事が終わると柔らかくなり、それに伴い圧迫も終わります。

しかし働き過ぎると「凝り」という状態になってしまい、

固いままになって常に血管や神経を圧迫したような状態になってしまいます。

 

2.心臓から脳までの血管・神経のこと

心臓から脳までの血管をみていくと

血管や神経の周りに筋肉が1番多い部位が首であり、

それゆえ首が、血管や神経が1番圧迫されやすい部位であるということが言えます。

また、日常生活で頻回に行う動作によって容易に血管が圧迫されやすい環境にあります。

 

 

さて今回は、首の血管や神経が圧迫されると、

なぜ当ホームページのホーム画面のような症状(不眠、集中力の低下、物忘れ、意欲低下、鬱症状など)が出てしまうかという事について書いていきたいと思います。

 

これについては先述の「筋肉のこと」にあるように

固くなった筋肉に血管が圧迫されることで必要な栄養を十分に得ることが出来なくなり、

脳や首自体の筋肉に疲労が残ってしまい、

脳機能の低下(集中力の低下、物忘れ、意欲低下など)が起こると考えられます。

そういった不調が続くことで精神的に落ちてきてしまうと鬱症状が出てきます(私もなりました)。

 

また、筋肉が固くなると血管の他にも神経が圧迫されるのですが、

首の場合、自律神経が圧迫されてしまうということが大きな問題となります。

それによって自律神経失調症になってしまいます

 

ところで、

自律神経とは、呼吸や心臓の動き、内臓での消化、発汗、体温調整、排便などの

いわゆる生理現象を司る神経です。

これは大きく2種類あり、それらは基本的に正反対の働きをしています。

交感神経・・・興奮や緊張をしている時のような状態にする働き。戦っている時のような身体状態になる。

副交感神経・・・リラックスしている時のような状態にする働き。休んでいる時のような身体状態になる。

 

話は戻りますが、

自律神経の副交感神経の司令塔のようなものが首にあり、

首凝りによりそこが正常に機能しなくなることが大きな問題であり、

不眠は副交感神経の機能低下により起こると言われています。

 

また、脳から食道や胃腸まで繋がっている迷走神経という副交感神経の一種も

首凝りによって圧迫されてしまうと、腹痛や下痢、胃痛などが起こります

おそらく血行不良によりホルモン伝達が正常に行われないということも、自律神経症状の要因の1つになっているかと思います。

 

まとめますと、

首凝りにより以下の症状が出てしまいます。

1.脳と首が疲労する(集中力の低下、物忘れ、意欲低下など→鬱症状)

2.自律神経失調症(生理現象の不調。不眠もこれに該当)が起こる

 

なので逆に言えば、

自律神経系の不調が出ているときも

首凝りを解消することで症状を改善できる可能性があるという事ですね!

 

では、今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました!!

 

 

 

あかつき整体

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