2008.09.12 大阪夕刊 8頁 写有 (全981字)
KBS京都、サンテレビ、テレビ神奈川の3局と、大阪芸術大学が産学協同で制作する連続ドラマの第6回「ブロードキャストASUKA」が、10月から独立U局8局で放送される。同大学教授で映画監督の大森一樹の監修で、学生キャスト、スタッフたちが学内のセット撮影やロケに奮闘中だ。名取裕子を始め、毎回プロの俳優らがゲストで出演、学生を後押しする。(満田育子)
七つのエピソードを全13話で構成し、12月まで週1回、1話(30分)ずつ放送する。映画、放送界で活動する卒業生らが監督、脚本、撮影を担当。現役の映像学科の学生80人がスタッフを務め、オーディションで選ばれた学生が出演する。
テレビ局のディレクターを目指す大阪芸大生が主人公。同級生と、テレビ番組企画コンテストに応募するネタを探すうち、学内で数々の“怪奇現象”や不思議な話に遭遇し、謎解きに乗り出す、という筋立て。
大学近くのアンティークショップのオーナー役で原田伸郎がレギュラー出演。名取のほか田中美里や川上麻衣子、元プロボクサーの井岡弘樹らが登場する。
主演の岡田啓人さんは舞台芸術学科3回生。「大先輩たちの仕事を生の現場で学べて夢のよう。持てる実力を出し切りたい」と話す。
大森や同大学教授の脚本家、西岡琢也と仕事をした縁で、2人が監督、脚本を担当するエピソードに出演が決まった名取は、「学生映画出身の大森監督らしい面白そうなドラマ。現役の学生との仕事を大いに刺激にしたい」と期待する。
2003年に始まったドラマ制作は、昨年までは映像学科で教授を務めた映画監督の中島貞夫が監修。当初は学科内での取り組みだったが、大学全体に広げ、一昨年からはハイビジョンで撮影している。
退職した中島に代わり、監修を引き継いだ大森は、「回を重ね、番組制作を体験した学生の間でノウハウが受け継がれている。学生の映画製作が盛んな米国の大学では、プロの俳優が出演しており、映画にできるくらい質の高いドラマにしたい」と話している。
KBS京都は10月5日から毎週日曜午後10時、サンテレビは同7日から毎週火曜午後8時54分に放送。テレビ神奈川と奈良テレビ、テレビ和歌山、岡山放送、千葉テレビ、三重テレビでも放送する。
写真=6回目の産学協同ドラマの制作発表に臨む(左から)大森、名取と岡田さんら(大阪市内で)
写真=岡田さん(中央)が出演する番組の一場面