「西都原」「古市」、埴輪を比較展示 大阪・大谷女子大博物館 【大阪】
2005.11.18 大阪夕刊 7頁 文化 (全462字)
2005.11.18 大阪夕刊 7頁 文化 (全462字)
大阪府富田林市の大谷女子大学博物館で、日本最大級の古墳が集中する大阪府の古市古墳群と、南九州を代表する宮崎県の西都原(さいとばる)古墳群の埴輪(はにわ)を比較する特別展「埴輪の世界」が開かれている。同大学が00年から西都原古墳群で続けている発掘調査の成果を公開した。
西都原古墳群には、宮内庁の陵墓参考地に指定された男狭穂塚(おさほづか)古墳(全長155メートル)、女狭穂塚(めさほづか)古墳(同176メートル)を中心に、300基以上の古墳が分布する。同大学は宮崎県教委と共同で5世紀前半の169号古墳と170号古墳を調査。大正時代に発見された重要文化財の舟形埴輪や子持家形埴輪が、170号古墳から出土したものであることが明らかになった。
地元の古市古墳群からは、ほぼ同時代の津堂城山、野中宮山などの古墳で出土した埴輪を展示。同大学の犬木努・助教授は「西都原古墳群の男狭穂塚、女狭穂塚と169~171号墳には、近畿地方とよく似た埴輪がある。近畿の工人集団が派遣された可能性もある」と話す。
12月3日まで。入館無料。日曜祝日休館。
朝日新聞社