「「「ははははははっ・・・」」」
「もうっ、笑い事じゃないって。」
「恥ずかしすぎるっ/////」
慌てふためいている、相葉先生。
その隣で、顔を真っ赤にしている俺。
潤君と、櫻井先生、大野さんは俺たちを見て、大笑いだ。
今日、俺たちが授業をさぼったことで、行方不明とされた俺と潤君。
探しても見つからず、櫻井先生は大野さんに連絡をしたのだそうだ。
勿論、潤君の身内だからって事もある。
でも、そこで言われたのが・・・
「あいつらが、そんな簡単に授業さぼるような奴じゃないって事くらい、翔ちゃんが一番よく分かってるだろ?」
「翔ちゃんだって溜まるように、潤だって同じだぞ。そんな生半可な気持ちで相手してやったわけじゃねーだろうな?」
「あいつらが道を外したら、一生恨んでやるからな。」
などなど・・・
潤君が居なくなった原因は櫻井先生にあるのではないかと、散々説教されたようだ。
それが、どういう訳か相葉先生にも伝わり・・・
余計に血相変えて探された結果、校内に居ることが分かり・・・あの説教タイムになったようだった。
それで、その後・・・大野さんから今日が俺の誕生日だと教えられ、あの告白に至ったのだと。
それにしてもさ・・・俺が満足するまで何回でも教えるって・・・
今思い返せば、すっごい告白だよな・・・これって。
それに、そんな風に告白されたって、みんなの前で暴露されたら・・・素直になれない俺。
だけど、押しの強い相葉先生のお陰?で、二度目の俺たちのそれは・・・誕生日の夜に叶えられた。
「学校にバレたらどうすんだよ。」
「それはその時じゃない?というか、絶対にバレない自信あるよ俺。」
「・・・何だよそれ。」
「だって、俺・・・・・・・・・・・・・・。」
耳元で囁くように呟いた相葉先生。
全然そんなの効力ないって。
そう思うのに・・・相葉先生の笑顔見てたら、そう思えてくるのが不思議だ。
・・・悔しいけど、俺もめちゃくちゃ相葉先生の事・・・好きみたい。
それから3年後の俺の誕生日。
今日もまた、いつもの5人で集まる、大野さんのアトリエ。
色々あったけど・・・俺たちは無事に高校を卒業し、潤君は櫻井先生に勧められるがまま大学へ進学。
俺はというと・・・在学中にゲーム開発に興味が出て、一人で会社を立ち上げていた。
勿論、大学へは行かずに、そのままゲーム三昧の日々。
それプラス、雅紀。
「でさ、またカズ君は新作のゲーム出したんだよ。」
「相葉先生が作ったわけじゃないのに、何だか自慢げ~。」
「相葉ちゃんらしいな。」
「「はははっ」」
「今は、相葉先生と一緒に暮らしてるんでしょ?にの、どうなの?」
「三食昼寝付きで、快適ですよ。」
「まるで嫁に行ったようだな。」
「ははっ、確かに。」
「「「はははははっ」」」
今、こんなに幸せなのは・・・やっぱり俺のすぐ傍には、雅紀がいるからだと思う。
雅紀が居て、親友の潤君と潤君の恋人の櫻井先生が居て・・・恩人の大野さんが居て。
恥ずかしいから・・・皆には内緒だけど。
今年も、素敵な誕生日を迎えられて・・・俺は幸せです。
・・・皆、ありがとう・・・
~終わり~
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誕生日はとっくに過ぎちゃったけど・・・
にのちゃん、お誕生日おめでとうございます。
ジャにのチャンネルに、是非潤君をお願いします
今年1年も、ニノちゃんにとって、素敵な年になりますように
謎でもなんでもないお話に、お付き合いくださいまして、ありがとうございました<(_ _)>