5年前の12月に滑って飛んで以来、ほぼ車検時にしか乗らなくなっていたCBR954RR。


新車のハーレーを買ってバイクリターンを果たした前職場のリーダー(元NSR250R乗り)の


「CBRも見たい」


この一言でツーリングに引っ張り出して以来楽しさを再確認、ここ数年メインだったVF400Fを放置してツーリングやらホイール交換やら、走るのも弄るのもすっかり954RRがメインに返り咲きました(^^;)



しかしながら、現実は長期放置を経験したバイクです。


オイル交換やクーラント交換では解決できない不調を抱えています。



アイドリング不安定~からの2500rpmあたりまでのバラつきが目立つようになりました。



解決策をネットで調べて・・・


これが原因では?ってパーツを交換することにしました。


↑交換作業に入る前に、前回のツーリングで指摘された問題点を解決しておきました。



見にくい、紛らわしいとダメ出しされたリアウインカー


カーボン風のシマシマも不満だったので交換しました。



今度はポッシュ製の、しっかりした作りのウインカーです。


純正並に大きくなりました。


10年以上小サイズのウインカーだったので、これはこれで新鮮です(^^)



それでは本題の交換作業に入ります。


FI初期のCBR-RRの弱点?らしいフューエルレギュレーター


内部が壊れてバキュームホースに燃料が流れ込んでアイドリング不調を引き起こすらしいです。


では交換!とフューエルレギュレーターを外そうとしたのですが、狭いスペースでボルトを緩める工具を持っていませんでした(;^_^A


ほぼ何も出来ず作業中止。


アンダーカウルを外したついでに、お試し的な作業を。

アイドリング不調も気になるのですが、同様にシリンダーヘッドとシリンダーのつなぎ目あたりからのオイル漏れも気になっていました。

滑って飛ぶ前は、確かに漏れていませんでした。

飛んだ直後の左スライダー
着地した衝撃で、スライダーがそれほど削れなかった代わりにマウントボルトがひん曲がりました(°°;)


これはカウルを外したエンジンマウント部

スライダー側はヘッドに、右側のボルトはシリンダーに締め付けされています。

ボルトがひん曲がる程の衝撃がシリンダーヘッド側にだけ伝わったら?

ヘッドとシリンダーがよじれていてもおかしくありません。

曲がったボルトを交換した時はそのボルトだけしか触らなかったので、試しに4本とも一旦緩めてからサービスマニュアル通りに締め直しました。

意味ないかもしれませんが・・・

これもついでに交換しました↓

オイルフィルターです。
カップ型のフィルターレンチをフィルターにひっかけるのが無茶苦茶大変でした(^_^;)

減った分のオイルは、頂き物のヤマハ純正オイルと、250cc分はこの添加剤を

これでオイル漏れが止まってくれれば良いのですが(_ _)

フューエルレギュレーター交換が出来なかった代わりに、ポリッシャーを使ってバリアスコートを塗り込みました(^^)

外装だけでなくホイールにも塗ったので、汚れ落としが楽になってくれれば(^^)



・・・・・



やはりフューエルレギュレーター交換を諦めるわけにいかないので、メンテナンススタンドをかけたまま次の週末まで待機させておきました(^_^;)


で、一週間後に作業再開!


CBR954RRの基本的作業スタイル

エアクリーナーボックスのふたまで外しました。

たぶん10年は使ったBMCエアクリーナー

これに交換したら、エンブレ時にアフターファイヤーが出るようになりました。

性能は良かったのですが、納期がかかりそうなので今回は即納だったのでDNAエアクリーナーにしました。

見た目はK&Nみたい?

驚きの永久保証付きです(;^_^A


では本題のフューエルレギュレーター交換です。

工具は超小型サイズのラチェットを使わないと厳しいでしょう。

リターンホースをホースクリッではさんでガソリンが漏れるのを防いであります。

フューエルデリバリーパイプからフューエルレギュレーターを外しました。

フューエルデリバリーパイプから多少ガソリンが出るので、作業を急ぎます(^_^;)

新品に交換しました。

バキュームホースがかなり痛んでいました(>_<)

タンクを元に戻してからメインキーON

燃圧をかけて漏れが無いか確認。
問題無さそうなので、そのままエンジン始動(^^)

エアクリーナーとフューエルレギュレーターを交換して、アイドリング不調が改善され・・・ませんでした(T_T)


今回フューエルレギュレーターを交換したことで、バキュームホースの劣化を発見出来ました。

どこからか二次エアを吸っているのかも?

あと、メンテの基本と言えそうなプラグ交換をしていません。

しかも、購入後13年間無交換ですσ(^_^;


次回はバキュームホース交換とプラグ交換ですね・・・



今回の作業の仕上げです。


前オーナーが純正ステッカーを剥がしたい人だったらしく、カウルサイドの「RR」や、タンク上のコーションステッカーが剥がされていました。


本来のタンク上ステッカー位置に小型のタンクバックを付けるので、どうしても擦り傷がついてしまっていました。


そこでキズ隠しに純正セキュリティのステッカー、輸出仕様車用の英語のみバージョンを貼り付けました。


954RRの前に乗っていた’98CBR1100XX用に入手したパーツリストに品番が載っていたので、発注したら普通に購入出来ました(^^)


私の954RRは国内仕様なので、本来は日本語表記です。


わかる人が見たら、あれ?って思うワンポイントということで(^_^)




1週間持ち越して交換したエアクリーナーとフューエルレギュレーターでしたが、アイドリング不調は改善されませんでした。


残る作業は作業性極悪のプラグ交換とバキュームホース交換です。


プラグはサービスマニュアル通りにラジエーターをずらしても作業性が悪く、バキュームホースを交換する為にエアクリーナーボックスを外さないといけないので、エアクリーナーボックス側からプラグ交換出来ないか試してみるつもりです。



そろそろ寒くて青空整備が厳しい季節なんですよね・・・


このまま春までメンテナンススタンドで持ち上げられたままだったりして(;^_^A