空を見上げては思いとどまり
その蒼さを自分のものにしようと
スイミンは しばらくの間 まばたきを堪えた
そこにある蒼と 昨日見た自分の一滴の血の赤だけは
絶対にあるようでいて
対称的だとも思えた
いつの間にか 空は自分を見ていた
光のあたる花とそうでない花
容赦なく区別される
花には太陽を動かすことはできない
そしてスイミンも空の蒼さを真似ることはできないことに気づいた
スイミンは家へ帰ると その話を母親に告げた
蒼い空 光のあたる花のこと
そして空に見られている自分のことを
ねむりにつくまでの間にも そのことを考え続けた
スイミンはその晩 蒼と赤だけの世界
そしてカリンの夢を見た
翌朝 早くに目が覚めると スイミンはカリンを呼び出し蒼い空の下へと連れて行った
二人はだまって草の上でねころんで 空を見上げた
暗くなれば空の色も変わる そしてそれは雨を降らせた
カリンと過ごしたかったのは
雨が染み込んだ土のにおいとか
手をつないだときに伝わるぬくもりだとか
目を閉じたときに安心していられる
そういう ひととき
ほんとうは
このあと雨がやみ 月が出てくるはずだった
月は 静かに木の陰に隠されるようにして
結局その夜は 姿を現すことはなかった
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昨日友達と飲みにいこうと誘ったところ断られた。用事でもあるのかと聞いてみると、翌日が彼女の誕生日で夜中12時になったら電話したいとのことだった。誕生日にはボタニク・ガーデン(植物園)に連れていきたいとか話してた。
2年ぐらい前にそこにいったことある。そこにはいろんな花や草木が自然を装った風に人工的に植えつけられていた。たくさんの花があった。もともとそんなものに興味がない自分にとってはつまらない場所だった。大体、花なんてタンポポとバラと朝顔ぐらいしか名前がわからない。色だけはきれいだった。
ちなみに
スイミン(少年)は小学校の時の教科書に出てきた魚の名前でカリン(少女)はドラゴンボールのカリン様のカリン
でした