平曲の語りと講演
--瑞穂区に伝わる「藤原師長公の故事」-- 瑞穂文化小劇場
開演前の瑞穂文化小劇場
瑞穂区は「藤原師長と琵琶」に深い関わりがあります
琵琶の名手であった藤原師長は、太政大臣まで上り詰めた平安末期の公卿である。
平家と対立したため、清盛によって尾張国井戸田の地(名古屋市瑞穂区)に流される。
師長の法名「妙音院」は妙音通の町名の由来になっている。
また師長が琵琶を弾いた 琵琶ヶ峰も町名に由来になっている。
瑞穂区内に師長町という地名もある。
名城線「妙音通駅」近くの嶋川稲荷境内には、師長謫居(たっきょ:配流先の住居)跡の
石碑があります。
第一部 講演「藤原師長と琵琶」
講師 伝承文化研究所 所長
元名古屋女子大学教授 林 和利
第二部 平曲演奏 連平家 「大臣流罪」 新潟大学名誉教授 鈴木 孝庸(導師)
鈴木孝庸門下 荒井今日子(助音)
平曲とは「平家物語」を平家琵琶で伴奏して語る音曲
薩摩琵琶・筑前琵琶に比べ物悲しい音色と語りでした