この季節、ニチニチソウを植えているお宅が多いようですね。

日日草、ですね、毎日毎日咲き継いで、花季の長いことからの命名のようです。

夏の花ですから、もっと元気な色が似つかわしいのかも知れませんが、涼しそうな白も好きです。

 以前にも書いたかと思いますが、この花を初めて記憶したのは高校のころ、横浜に住んでいた叔母の家で、夏休みの大方を過ごしたことがありました。叔母の家までは、長い坂道をくねくねと登っていくのですが、その途中の畑が一面この花で埋まっていました。濃いピンクと白だったように思います。叔母に教えられた花の名がニチニチソウ、そのいわれも叔母が教えてくれたものです。

 どういうわけか叔母は私のことを格別に可愛がってくれました。私も、この叔母には幼い頃からよくなついていたようです。一緒に行った妹がホームシックにかかって泣き始めるまで、その夏は20日ほどを叔母の家で過ごしました。

 

 花との出会いは数えきれないほどあるわけですが、ニチニチソウとの出会いは叔母の笑顔とともに、くっきりと格別のものになっています。