正面玄関へ直通の道はそっけないので

わきの入り口からはいる

ほんの数分の距離なのだが

はつ夏の、この景色は見逃せない

 

行きつ戻りつしながら

なかなか玄関まで辿りつかず

時間すれすれにすべり込む

 

これは昨日のこと

 

 

 

今日は何の拘束もない土曜日だ

涼しいうちに

プランターの花を夏向きに植え替えて

盛りを過ぎた花たちの花柄を摘み

まわってくる日射しに追い詰められたら家に入ろう

 

真夏日になりそうな日中は

・・・・・

 

予定無しの今日のなりゆきまかせは

はたして

 

 

 

 

 

今、わが家の庭で、木に白く咲く花はこのふたつが別格である。

一年待ってめぐりあう木の花、まして並んで同じ季節に咲き満ちる花だ。

 

ひとつは、エゴの花。

すでに風にひとひらふたひら散り初めて。

やがて木下に白く散り敷く、それもまた一興である。

 

 

 

もうひとつは、ヤマボウシの花。

在来の山の木である。

アメリカヤマボウシよりも花はこぶりだが、こちらも一樹を染めて白い。

 

 

 

どちらも梢の剪定をせずに伸ばし放題で、仰ぎみても目の届かないところがあってやや残念である。

とはいえ、二階のベランダから眺める景色はそれを補って涼やかだ。

ほんのいっとき、隣り合い競い合って咲く白い花に、今年のはつ夏を楽しませてもらう。

 

このところ野鳥がしきりに飛び交っている。

庭を歩いているとひどく激しく鳴き立てるのは、どこかで営巣し子育て中でもあろうか。

 

はつ夏とは、なんとも美しくやさしい季節である。

 

 

薔薇だって

ときには逆さになってみる

 

違う景色が見たいからね