あかしあ通信

あかしあ通信

出会ったこと、感じたこと、何気ないことを、気ままに。

 

昨日、NHK『趣味の園芸』でクリスマスローズを取り上げていました。

この花に魅入られている人の熱量の大きさに感嘆しつつしっかり見てしまいました。

クリスマスローズは今やブームを通り越し、誰しもがあたりまえに好む花のひとつになっているようですが、何にも最初があるもので、わたしはその最初に飛びつく類いの人間かも知れません。

かと言って、日ごと進化していく花についていくというのではなく、はじめて出会った花と長く一緒にいたいのです。

もっともこれは、探して歩くパワーが足りないせいもありますね(^▽^)

 

ということで、これは私が最初に植えたクリスマスローズです。

もう二十年?いや三十年?

 

好きというわりには植えっぱなしの放りっぱなし、それでも毎年咲いてくれる律儀さが好きで、それには応えねばの心意気は持っているつもり・・・です。

 

原産地ではクリスマスに咲きあわせるので、クリスマスローズだと聞くまでは、名前に?がついていましたが(^^ )

 

時間が出来た今こそ!花たちの手入れをしましょうと張り切ってはいるのですが、私のことです、あまり期待はもてません。

花殻を摘むこともせずにいたので、あちらこちらに小苗が育っています。

実生の花は親とは違った花が咲く楽しみがあります。

あと一年で咲くでしょうか。

咲いたらいいな。

 

花と関わっていると、時間が永遠に続いていくような心弾みがあります。

花からのエール、今朝も聞いてきました。

 

 

 

 

 

小学校の低学年、きっと季節は今頃、強烈に印象に残っていることがある。

学校放送はときに、児童の歌声を校内に流していた。

ある日、美しい、今にして思えばボーイソプラノの澄み切った歌声が校内にながれ、幼いながらいたく感動して聴きいった。

 

 学校帰りに近道を

 通って来ればどこからか

 ほんのりにおう梅の花    片桐顕智作詞

 

なんとなく聞こえてきた情報では、わたしより幾つか年上であろう少年は、町にひとつだけあった幼稚園の子だという。

ずっとあとのことだが、中学のときの音楽の先生は、その少年のお姉さんだという。

鳥のさえずりのようなソプラノと、過去にいたく心を掴まれたボーイソプラノとが自然に混じり合った。

 

何年経っても何十年経っても蘇ってくる少年の声は、そのときたった一度聴いただけである。

顔も知らない、歌声だけの少年は、間もなく亡くなった。

大人たちがひそひそと気の毒そうに話していたのだったろう。

会ったこともない少年は、歌声だけで私の人生に以来ずっとかかわっている。

ことに今頃、梅の季節には、あの歌声が蘇えってくる。

 

密度濃く関わった人でも記憶から遠のいていく人がある。

会ったこともない人の歌声が、こんなに強く自分の中に存在し続けることもある。

浅い春の不思議な思い出のなかに、今朝はひきとめられている。

 

 

 

 

 

 

春は空から降りてきて

地上に花を咲かせます

末枯れさ庭に一本の

マンサクみつけて佇ち立まり

咲けよ咲けよと

唄います

 

春の歌声よび声に

マンサク盛りとなりました