なんとも佳い香りに引き寄せられて通りすがりのお寺さんの門をくぐりました。

菩提樹です。

いつも気が付くと花が終わり、小さな実がついている菩提樹ばかりを見てきましたが、

今日は予期せずに花の盛りの菩提樹に出会えました。

釈尊が悟りを開いたという菩提樹とは別種のようですが、

この樹であっても良いような、この樹であって欲しいような、

そんな香りに包まれて、

暑い日の外出でしたが、大きな癒やしをいただいたひとときでした。

 

見つけると幸せになると

ブロ友さんが書いてられた五弁のドクダミ

では

と雨の合間に探してみました

 

こんなにたくさん咲いているのに

みつかりませんね

 

 

 

ありました

ありました

たしかに五弁です

 

 

 

 

あなたはほんとにドクダミなの

と聞いてみたけれど

ひっそり咲いているばかり

 

 

 

 

 

白も青もあったはずなのに

気がつけばピンク

 

七変化と呼べるような紫陽花は

私の庭から消えてしまいました

 

 

 

空色の紫陽花が

沼のめぐりに丈高く咲いていたあの日

ブランコに腰掛けていたのは誰だったのか

ベンチで語らっていたのは

 

校門を入ると直行した休講板の

休講の文字

今日もあの紫陽花に会いに行こうと

きっと誰かが言いだした

 

そんな季節が幾度かめぐり

ある日

すっかり抜かれて萎れかけた紫陽花を見た

誰ももうそこに行こうと言わなかった

 

それぞれの方向に進みなさいと

まるで

紫陽花が教えてくれたかのように

私たちはそれぞれの道を歩き始めていた