宮お抱えカメラマンから、マル秘アルバム第2弾を貰ってきた私。

この間の事もあり、コン内官にカレの居ない時間をしっかり聞いた。

あの後はすごーく大変だった。

思い出しただけで、体が痛くなる。

気を取り直して、アルバムを見始める。

カレが5歳で皇太子になってしまった頃から、アルバムは始まる。

「ワーーーッ、カワイイ。こんなに可愛かったなんて、ウソでしょう!?今はあんなに目が鋭いのに。」

もっとページを進めていくと、カレの顔に生気が見られなくなっていた。

小学校・中学校・高校とカレの氷の皇子が完成されていった。

「うーーん、こりゃあ、問題ありだね。」

もう1度5歳の頃の写真を見る。

「可愛いなー。こんなにカワイイシン君をこの東宮に一人で居させるなんて。」

写真の顔を指でなぞりながら、少し涙が出てきた。

「今度は何見てる?」

その声にビックリしてソファから飛んだ。

「シン君!?どうしているの?」恐る恐る後ろを向く

「えっ?早く終わったから。」素直な言葉に嘘はない

「そんな簡単な理由?」

「そっ。」

ソファを飛び越えカレは私の隣に座る。

「今度はどんなアルバムだ?」

「皇太子の成長アルバム。」

カレは私からアルバムを受け取ると、黙ってページを開いていく。

その間私は、カレの肩に自分の頭を乗せてボーっとしている。

パタンとアルバムが閉じる音がした。

「皇太子のアルバムだったな。」

「うん。イ・シンのアルバムはなかったね。」

無言でページを最後のページを開くカレ。

覗く私は、思わず満点の笑顔をカレに向ける。

そこには高校の制服姿のカレと私が寄り添い、笑い合っていた。

「最後に1枚だけイ・シンがいた。」

私はカレを見つめキスをする。

好きってキモチをカレに伝えるように、優しく唇を重ねる。







皆様、こんばんは。

お盆休み中に、息子にキーボード買って貰いました。



今まで息子に買って貰ったものは、パーカー・老眼鏡・ドライヤー、そして今回のキーボード。

値段は高くないけど、嬉しいですね。