カレのお許しが出て、朝日を見に行こうという話になった。

自分の部屋にちょっとした着替え、化粧道具・それにお菓子!を詰めて、私はカレの部屋をノックしながら、覗いた。

カレはバックをベットに置いて、カメラの準備をしていた。

私は近寄り、面白そうに覗いた。

カレは何も言わずに私の顔をファインダー越しに見る。

「撮るの?」

「勿体無いから、撮らない。」

「失礼しちゃうーーーっ!シン君のバカ!」

プンプンと怒っていると、カシャッと言う音がした。

「えっ・・・?」

「動くかどうか試にとってみた。」カメラをバックに入れた。

「試なのーー?」

「それがどうかしたか?」素直に聞いてきた。

「何でもない」

「じゃあ、そろそろ行くか。」

バックを持ってドアに向かっていった。

歩みが遅い私に?マークを出しながら「早くしろっ」と急かすカレ。

それでもトボトボと歩く私。

カレは大きな溜息を吐きながら、私の傍に来る。

私の顔に手をやり黙って私を見ていたが、目を瞑るカレ。

それが合図のように私は自然とカレの顔に手を置き、顔を近づけた。

チュッ。

部屋に響く音。

もう1度チュッ。

軽いキスに我慢できなくなったカレは私の唇を開かせる。

「痛ーーっ!」

私はカレの口元から離れ

「さっきの舌噛んだ所が当たって、シン君痛いよっ!」見上げながら睨んだ。

「まだ痛むのか?」ちょっと心配顔のカレ。

「うーん。見て頂戴。」と舌を出す。

「直ぐには直らないから、もうすこしこのままだなーーッ。」

私の舌を真剣に見ているカレ。

「じゃ、暫くキスは軽いのしか出来ないねー。」残念そうに言う。

ビックリ顔のカレ。

「どうしたの?」

「直ぐに病院に行って直してもらわないと」

カレは慌てて私の手を取り、急いで部屋を出た。

「自然に治るから平気だよっ」

「困る。今日は遠出して泊まる予定だから、キスが出来ないと大変だ!」

カレの顔は真剣で、さっきまでのモヤモヤがスーっと消えてしまった。





皆様、こんばんは。
パソコンのキーボードの上の段が打てなくなり、パソコンの画面のキーボードで書き込んでおります。

打つのが面倒で大変。

エアコンクリーニング代や今日掃除機がこわれてしまって。

キーボード買えません。(´;ω;`)

では、おやすみなさい。