「迎えに行けなくて、すまない。」玄関のドアを開け、私達親子を招き入れる。

「えっ?大丈夫ですよ。私達自転車だし。ねー、ジフン。」2人顔を見合わせる。

「ママ、ハン先生のとこ暖かいね。」マフラーを首から取って上げ、ダウンも脱がせて上げる。

「そうだね。」私はスーパーで買ったカレお気に入りのチーズやスイーツを持ち上げ、「お土産です」

ジフンは、居間の方にバタバタと走っていった。

黒のシャツ、黒の細身のパンツに、黒のエプロンを着けたカレに、ビニール袋を取られた私は、カレのキスを受け取っていた。

「昨日振り。」離れていったカレの顔。

確かに、昨日の終業時間のベルの鳴った途端、キスをし合った私達。

私は突然のキスに「ジフンが見たら、どうするの?」一人慌てながら、小さい声で言う。

フッと笑いながら、歩き出したカレ。

「もーー!」追いかけながら、カレの腕を叩く。

私とカレは、仕事の同僚なのに。お互いの家を行き来して、キスをする間柄。

でもそれ以上の事はしない。

私はカレの左手の薬指の指輪を見ると、カレはジフンを見ると。

それ以上進めない。

前を歩くカレは「久々にキムチ鍋作ったんだ。絶品だぞ」何、その子供みたく微笑む顔、心臓がおかしくなっちゃうでしょっ。




カレがキムチ鍋を持って、テーブルの上に下ろした時、ジフンは「LINEにハン先生のが着たから、直ぐに着たんだよ。」

「そっかー、ありがとうな。」ジフンのグリグリ頭を撫でながら、微笑む。

横で見ていた私は、ポッとしてしまった。

もーー。何でもかんでもカレの事が気になって仕方ない。

キムチ鍋の材料の説明をして、どんな素晴らしい材料なのかを知り、ビックリする。

「えっ?材料が凄過ぎて、食べれません。」オドオドする。

「まッ、食べてみろ。絶品だ・・・けど。」取り分けられた小皿を受けとり、食べ始めた。

「うーん。すごい。良い味。」何だろう。こんな上品なキムチ鍋食べた事ないけど。

「うーん。ハン先生!ごめんなさい!ボク、ママのキムチ鍋の方が美味しい。」ジフンの声が響く。

「こらっ!ジフン。ダメでしょ!」ジフンの口元を塞ぐ。

「ウネさん、大丈夫だよ。知ってる。すっごーいお金掛けて作ったキムチ鍋は、美味しくないんだ。」

イスに座り、自分の皿に取り分け、一口味わう。

「オレはずーっとこの鍋が世界一だと思っていた。でもキミのとこで食べたキムチ鍋がこれ以上に美味しくて。」

「ハン先生!」ジフンの目がキラキラしている。

「ママの」「ウネさんの」「キムチ鍋は世界一美味しい!」最後は二人一緒に、はもった。

ハン先生とジフンは、お互いの顔を見合わせニッコリと笑い、2人で私の顔を見た。

そんなーっ。最高の笑顔で見られたら照れるじゃない。

「愛情が入るだけで、こんなに違うんだな。愛って大事だ。」小皿を空にして、私をみる。

愛?

今、私と貴方の微妙な関係に愛はあるの?私の目もカレを見る。







キムチ鍋を食べ終り、ジフンはハン先生のコレクションに興味を持ったようだ。

電車模型。

韓国の色んな電車が綺麗に並ぶ。

「ハン先生ーー!凄くかっこよくて、凄く綺麗な色ばかり!」ジフンがオモチャ以外に興味を示すなんて。

「おっ!ジフン。良いとこに食いついたな。」ジフンの頭をグリグリと撫でる。

2人で、電車の事を話して盛り上がっている。

私は誰も相手してくれないので、洗物をしていたが、それでも2人は楽しそうに話をしている。

つまんないな。

周りを見渡せば、サイドボードの上に、高そうなフレームに入った私の顔があった。

ジフンの宝物が、この家にあるなんて、不思議だ。

次の日、やっぱり返してくださいと言っても、カレは持ってきてくれなかった。

カレがこうして、大切にしてくれることが判り、嬉しくなった。

ふっと横を見るとそこには、小さなフレームがあった。

近寄ると、中には女の人の写真があった。

それはそれは綺麗な人で。

スンジェさんの亡くなった奥様?

咄嗟にそこの場所から離れてしまった。

ちょっと離れても判る程、綺麗な顔。

その横には、私の写真。

こんな綺麗な人の隣に、置かないで!心臓がギューーーッとなる。

私の手は、自然に自分の写真のフレームを持ち上げた。




「ジフン帰るよーー!」私は何事もなかったように言う。

「えーーー!もうーー?」もっと遊びたい顔で私を見る。

「そうよ。ハン先生のお邪魔しちゃいけません」

「嫌だ!」「ジフン!」私とジフンは睨みあう。

「まあ、まあ。ジフン。明日、ジフンのママのお許しが出たら、鉄道博物館に行くか?」

「えっ!連れて行ってくれるの?」

「あぁ。ジフンのママが良い返事をしたらな。」ジフンの頭を撫でる。

「ママ!明日、ハン先生が連れて行ってくれるって。いいでしょ?」ウルウルした目で縋ってくる。

「ハン先生だって、忙しいんだから。」

「ウネさん、明日は暇だから大丈夫だ。オレもジフンに博物館見せたいし、って言うかオレが見たい」

「ハン先生って鉄オタだったの?」

「・・・悪いか。」ちょっとばかり照れる。

見に行きたいと言うハン先生に連れて行って言うジフン、仕方ない。

「2人がそんなに行きたいなら、イイですよ。」諦めて溜息を吐く。

「ヤッター!」ジフンはハン先生に抱きつく。





私達は、しっかりと着こんで帰る仕度をする。

「じゃあね。ハン先生!待ち合わせ場所で待ってる。」

「ああ。送っていかなくて良いのか?もう寒いから自転車はきついだろ?」

「良いんです。これが私達の乗り物です。さっ、いこう!」ジフンの手を取り歩き出そうとしたら、カレの手が私の手を掴む。

「オイ。」何か、声が低い。

「何ですか?ハン先生?もう帰ります」私はカレの手を振り払い、部屋を飛び出した。

エレベーターまでダーーーっと走る。

「ママ!?どうしたの?」一生懸命付いてくるジフン。

「なんでもない」エレベーターのボタンを押す。

ようやくエレベーターが着て、扉が開く。

ジフンを乗せて、私が乗ろうとしたら、腕を引っ張られた。

「えっ?」見上げた先には、ハン先生なんで?

「明日、ちゃんと来いよ。ジフンだけじゃないくて、ウネさんも来るんだぞ。」

「うっ!」ばれてた。

私は、あの写真のお陰でモヤモヤが溢れ出していた。

だから、明日はジフンだけお願いしようとしてたのに。

「返事は?」モヤモヤしている私に、冷たい声が降る。

「・・・・・はい。」俯いたまま返事をした。

「迎えに行くから、ちゃんと待ってろ。」私をエレベーターの中に押し、押さえていたボタンを離す。

閉じるドアの隙間から「明日。」手を上げるハン先生。

「ママ?ハン先生、何で来たの?」

私は、ジフンに背を向け壁に頭を付けた。

もう・・・・もう。真っ赤になった頬を冷たい壁に押し付けて、悶えるしかなかった







「わーーーー!すっごーーーい。ハン先生ーー!ママーー!早くーーー」

色んな電車、SLの並ぶ中をジフンは走り回る。

ハン先生も、負けずとジフンに教えようとして頑張って付いていっている。

私は、そんな2人に追いつこうとするが、2人はあっという間に次を見に行く。

2人で、私を置いてけぼり。

今日は、日曜日という事もあり、鉄オタや家族連れで賑わっていた。

外は寒いというのに、この中は暖房が利き過ぎて熱いくらいだ。

モヤモヤはまだ治らないけど、ここにジフンを連れて着て良かった。

あんなに喜んじゃって。

ハン先生も子供みたいな顔つきになっちゃって、かわいい。

えっ?かわいいって、何思ってるのよ!慌てる私。

段々、家族連れが多くなって、小さい子供達が電車を見れなくなって、肩車をして貰う親子が多くなってきた。

もちろんうちのジフンもまだ小さいので、どんなに背伸びしようと見えなくなっていた。

「あれ?ハン先生は?」辺りを見渡すと、一つの展示品をジーッと見ているハン先生がいた。

「鉄オタ。」クスッと笑い、ジフンを見る。

肩車をして貰っている子供たちの嬉しそうな声、楽しそうな顔。

私はしゃがみジフンの目の高さから、上を見上げると、肩車の親子達の聳え立つ山の数々。

ジフン、ゴメン。ジフンの目をジッと見て、「ジフン、ママが180cm有れば良かったのにね。」頭を撫でててあげた。

私は立ち上がり「あっち見に行こう。」ジフンの手を掴んだ。

歩き出そうとした私の手が、引っ張られた。

「えっ?ジフン?」下を見下ろすと、ジフンの手が私からゆっくりと離れていった。

私の顔はゆっくりと、その先を見上げた。

余りの高さに、ライトが眩しい。

肩車の山々の中で、一番の高い山が私を見下ろす。

ニッと笑う顔は、ハン・スンジェ。

「ジフン、ごめん。見えなかっただろう?これでよく見えるか?」しっかりと大地に立ちジフンを肩に置き、巨人はジフンに電車の説明を始める。

ジフンは、初めてして貰った肩車に驚き、興奮して真っ赤になっていた。

そして、さっきまで電車が見えない場所にいた自分が、今じゃ一番高い位置から見ている事が嬉しいと何回もハン先生に伝えている。

周りの肩車して貰っている子供達も「いいなー」言葉で溢れていた。

「ハン先生、有難うね。」ジフンの最高に可愛い笑顔がハン先生に向けられた。

「こんな事で良ければ、何度でもしてやる。」歩き出したハン先生。

「ウネさん、あっちの方に行こう。」ジフンを肩車をして、私の手を掴み歩いている私達3人。

まるで本当の親子になったように。

「あっ!ハン先生!下ろしてーー!あっちに触れるって看板が立ってる。」

肩から下ろしてもらったジフンは、触れる展示品の所に、転がるように行ってしまった。

それでも、ハン先生の手は私の手からは離れなかった。

「今日の夜飯キミのキムチ鍋食べたいな。いっぱい話する事があるから、泊まっていく?」

見上げる私の目と、見下ろすカレの目が重なった。










「今日の夜飯キミのキムチ鍋食べたいな。いっぱい話する事があるから、泊まっていく?」


マジですか。(汗)

私とハン先生の目が合う。

「オレの事情聞いてくれると、助かる」

私は俯き、頭を下げた。

カレの繋いだ指先に力が入る。




鉄道博物館を堪能したハン先生とジフンは、満足げにお互い話し合っている。

「じゃあっ、もう帰るか?」「えーー!」

「ジフン、もう閉館時間なのよ。我侭言わない」

「じゃあーッ、今度は朝から来ようよ」私を見て甘えるジフン。

「ハン先生もだよ!」手を握っている先を見上げる。

「判った。じゃあ、次は開館の時間に間に合うように来ような。」ジフンと笑い合う。

私達は、何時ものスーパーに辿り着き、買い物を始める。

買い物カートを押すジフンとハン先生。

私は必要な物をカートに入れていく。

3人が並んで歩いていると、何か本当に家族みたいだ。

ジフンが大きなポテチを持ってきて、ハン先生に聞いている。

「ハン先生、これハン先生のおうちで食べても良い?」ジフンの目から、キラキラビームが出ている。

完全にそのキラキラビームにやられているハン先生「いいけど。食べすぎは良くないからな。」ポテチの材料成分を見ている。

「うん。判ったー」大きなポテチは、ハン先生の手に寄って入れられた。

「ジフンこれオレの大好物なんだ、後で分けような。」コソコソと話をしていた。

「うん。判ったーー」もうジフンってどんなにハン先生の事好きなのよ。






「愛情がいっぱい入ったのは、最高に上手い。」この間はゆっくりと味わってくれていたけど、今日はパクパクと口の中に消えていく。

「そんなに慌てなくても。」叉おかわりをするハン先生。

「何言ってるんだ!ゆっくりと食べてると、ジフンが皆食べてしまう。」真顔で言うハン先生。

ジフンも小さいのに、負けずに食べてる。

私は、その光景を見て思わず笑ってしまう。

「2人共、慌てないで。」

「仕方ないだろう、美味しすぎるんだ。」「だって、何時も美味しいけど、今日のはもっと美味しいんだもの」ジフンの手が止まらない。

二人の声が重なる。

あれ?ばれてました?今日のは、何時もより愛情入れちゃいましたから。



「ジフン今日はもう泊まっていけ。」ソファでハン先生から電車の話を聞いていたジフンの目は、半分位になっていた。

もう、あんなにキムチ鍋食べちゃうから。

「ママいいの?」

「うーん。泊まっていきたい?」私はソファの横にしゃがみジフンの頭を撫でる。

「う・・・・ん。」もう目は閉じてしまった。


ジフンが完全寝てしまったのを確認したハン先生は、ジフンを抱き上げて、片手でソファからソファベットにした。

そっと寝せて、隣の部屋から掛け布団を持ってきて、頭を撫でた。

2人で、ジフンの寝顔を暫く見ていた。

「子供の事、可愛いって思ったのは、ジフンが初めてだ。」

「そうなんですか?」

「うるさいし、泣き止まないし、診察の邪魔になるし、何時も我慢してばっかりで。」

「アハハッ、ハン先生ってダメですね。」

「ふん」

「私は、子供好きですよ。何時も生きる希望を与えてくれるから。」

うん?ハン先生の視線が痛い。

「自分の子供じゃないのにか?」低い声でハン先生が呟いた。

「!!」余りにも驚いて、声がでない。

「内科課長をなめるな。子供産んだ体か、産んでいないか?それ位体型で判る。キミとキスする度、体を触る。君達のユニフォームは薄いから、体の様子を直で教えてくれる。」

「キスしている時、そんな事考えていたんですか?最低です。」私は、ハン先生を睨む

「仕事病だな。会った人の顔・体をつい見てしまう。整形か、整形じゃないか。それに歩き方がおかしいと、何処系からきているとか。だから。無意識でキミの体も、触っている時に、頭の中で考えている。」

「じゃあ、言い訳はしません。私はまだ子供産んだ事ありません。でも、ジフンは私の子供です。」

「じゃあ、誰の子?」優しくゆっくりと、私に聞く。

「私の姉の子供です。私が看護学校を卒業しようとした時に、姉が亡くなってしまって、私が引き取りました。

看護学校と育児でとても大変だったけど、今じゃ良い思い出です。」ジフンの頬を撫でる。

「ジフンは知ってるのか?」

「はい。私が本当のママじゃないって事。」

「だから、キミと結婚するってジフンが言うんだー。でも、結局は出来ないけどな。」ジフンの頭を撫でる。

2人の間に沈黙が広がる。

その沈黙をハン先生が破る。

カレは立ち上がり、歩き始めた。

あっ!その先には。わーーー、行かないでーー!

カレはフレームを取り上げ、私に向ける。

「これはどういう事だ?」フレームの中には、写真が入ってなかった。

「・・・・。」都合が悪くなり俯く。

「オレの宝物が、いなくなった。これを知っているのは、ウネさんだけどと思うが。」私を見続ける視線が痛い。

「だって。」まだ黙る。

「ウネ。ちゃんと理由を言いなさい。」イイ声が私の名前を呼ぶ。

ウネさんじゃなく、ウネと呼ぶハン先生を見上げてしまう。

「オレとキミは、キスをする仲だ。名前で呼んでもおかしくないだろう・?」

お互いの気持ちが判らないのに、毎回キスをしあう私達。

朝、診察室でおはようございますのキスを、軽く交わす。

お昼を早く終え、電気を点けない診察室でカレからのキスを受け取り、私も答える。

シーンとしている部屋に、私達の音が響く

カレの膝の上で、カレの大きな手に支えられながらも、キスは繰返される。

子供を産んだ事のない私は、このキスに翻弄させられる。

熱くなった体を持て余す私を、カレは急に膝から降ろす。

「そろそろ時間だ。仕事の準備をしよう。」クイっと長い指で崩れたネクタイを直し、口元を親指で拭き取った。

拭き取るとこを見ていた私は、キスした事をなかったようにしたみたいで、その動作が嫌だった。

「我慢しなさい。帰りまでの我慢。ほらっ、髪の毛が。」一房落ちた髪の毛を掴み、結い上げた場所に戻す仕草。

「あっ!」男の人から、そんな事されたのは初めてなので、叉体がカーッと熱くなる。

「髪の毛、直してきます!」真っ赤になった私は、この部屋を飛び出した。

扉の前で、自分の呼吸を整える。

どうしよう、この部屋に入るとおかしくなってしまう。

キスが好きなのか?ハン先生が好きだからキスをするのか?どっちか判らない。

だって、カレとのキスは、私の頭の中を真っ白にさせてしまう。

真っ赤になった頬を押さえて、洗面所に向った。








「ウネ?理由は?」優しいけど、支配的な響き。

「私みたいな綺麗じゃない顔、飾って恥ずかしかったから。」下を俯きながら言う。

「恥ずかしい?なんで?キミの笑顔の写真、毎日見れて心が温かくなった。」カレの長い指が私の頬を上から下へとなぞっていく。

「だって。」

「だってって、言うな。2回目はダメだ。」ムニュッと頬をちぎられた。

「いったーい!」

「子供みたいなこと言うな。キミはジフンのママだろう?それとも子供で、オレは子供とキスをしてたのか?ヤバイなー、立派な犯罪だ。」真面目に言う。

「子ども扱いしないで下さい!ジフンの母親ですから!大人です!」私はハン先生に食って掛かる。

「判った。じゃあっ、大人だったら本当の理由言いなさい。」そう言いながら、子ども扱いして私の鼻を摘まむ。

「やめてください!もう言いますよ!私のフレームの横に、綺麗な女の人がいたから、きっとハン先生の奥様ですよね。」言うたびに、声の音量が低くなる。

ハン先生の動きが止まる。

「ハン先生?」カレの顔を覗き込む。

「スンジェさん?」カレの名前を呼ぶと、カレに抱きしめられた。

「・・・・ヤバイ忘れてた。」

「えっ?」

「キミのフレームばかり目に付いていて、隣にあるフレーム忘れていた。ずーっと忘れないで、ちゃんとオレの心にいたのに。」ハン先生の腕の力が強くなっていく。

「カナ、オレの妻だった。」





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