夜間専門学校の終わったお前をバイクに乗せ、家に乗せて行こうとしたら

「そうだ、シン君!コン内官おじさんにちゃんと挨拶してかないと。」

「へっ?」

「いいから、乗せて行ってよ!」






バイクから降り、玄関にはコン内官とチェ尚官が立っていた。

「あーーーっ!お二人さーん、この間はちゃんと挨拶できなかったから、今日改めてきました。」二人の前に立った。

「シン・チェギョン様、嬉しいです。」

「遅い訪問だけど、許してね。」オネーサンの手を握る。

「今回だけは許します。」チェオネーサンが笑った。

「もう、オネーサンたら、何しても綺麗だわ!」見惚れる。

「おい、何時までここで話してるんだ。」カレが言う。

「ほーーい!じゃあ、行きますか。」オネーサンと手を繋ぎ中に入っていた。

3人と、ソファの端で本を読んでいたシン君。仲良く話していたが時計が11時を知らせた。

「あっ、もう帰らないと。」

「泊まってけよ。」カレが言う

「そうですね、お泊りになられたら如何ですか?」コンおじさん。

「直ぐに準備いたします。」チェオネーサン。

「シン君!バイクで送って。」

「面倒くさいから、イヤだ。」本を読みながら言う

「じゃあ、チェ尚官準備を急いで。」

「はい.」オネーサンは直ぐに行ってしまった。

「もーーッ、皆手際いいんだから!じゃあ、私は家に電話してきます。」



ゲストルームでお風呂に入り、学校の宿題をやっていた。

ドアをノックする音がした。

「誰ですか?」

「オレ。」ドアに行きちょっと開ける。

「夜にレディの部屋には入れません。」

「夫は入ってもいいだろう?」

「元!」

「はいはい、元夫は、入っていいだろう?」体を入り込ませた

「で、何で来たの?」

「うん?明日「宮」に帰る。」

「そっかーーッ、シン君の日常に戻るんだね。」宿題の本を見ながら、言う。

「チェギョン。」

「1年振りに会えたのに、あっという間だったね。」

「チェギョン。」

「うん、何?」宿題の本を置いてオレを見る。

「もう1度オレの妻になれ!」二人の目線が絡まる。

「なりません。」彼女の強い意志の言葉が聞こえた。

「廃妃になったんだから、無理。」

「何度でも、オレは諦めない。オレの妻はお前しかいないんだ。」

「嬉しい言葉だね。でも他の人に言って、元妻には言ってはいけません」

「チェギョン!ちゃんとオレの声お前に届いてるか!?オレはお前しかいらないんだ!もう、後悔はしたくない。」彼女を抱きしめた。

もうどこにも逃がしたくなく、きつく抱きしめた。

「シン君、痛いよ」

「お前がうんって言うまで離さない!」

「自分勝手な皇子」

「そんなの、お前が良く知ってるだろう?」

「うん、親友だからね。」

「親友じゃない、妻だからな。」

「ほんとワガママ。」私の頬をカレの口元に持っていった。

「お前しか、本当のオレの事を理解できる女はいない。」

「過大評価だね。」カレのキスを頬に受ける

「皇族はウソをついてはいけないから。」私のキスがカレの唇に重なる

「チェギョン、今度こそ本当の夫婦になろう。」カレのキスが深く深く重なった。










「本当の夫婦になろう。」

1年前に聞きたかったこの言葉。今カレの本心を聞き、私の決心は鈍る。

この言葉を信じていいの?

この言葉だけで、待っていてもいいの?

私は薄れる意識の中、一生懸命考えていた。




「「宮」からお前の居なくなった日。オレはお前の残してくれた生シュークリームを食べながら、泣いてしまった。

オレの一言で、お前と言う大切なものを失ってしまったって事を。

あんまり大事にし過ぎて、壊す事のできなかった。だから、親友って言葉で逃げていた。逃げていたオレは罰を食らった。




「シン君。」

「えっ?」

「もしね。」

「なんだ?」

「私が初めてじゃなかったら、どうする?」


一瞬の沈黙

オレの顔はゆっくりと彼女の首から、離れていく。

「1年間の内に、お互い色んな事があったと思う。夫婦の時は、一緒に暮らしていたから何もなかったけど、シン君だって、男盛なんだから、女なんていっぱい、いたでしょう・・?」

「オレが人に触られるのが嫌いなの知ってるだろう?名も知らないような女を抱くわけがない!

オレはずーーっとまだしたことない。ったく、こんな事、堂々と言うなんて。」真っ赤になる。

「お前が初めてじゃなかったらかーっ・・・、やっぱりショックだ。オレがお前を手離したばかりに、他のヤツに取られてしまったってことだよな?、自分のせいだ。」悔しがる

悔しがっているオレに彼女はキスをしてくる。

「オレの初めの相手はシン・チェギョンに決めている!」




皆様、こんばんは。

大人の諸事情で、だいぶカットです。(笑)

許してください。

では、ねまーす。

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