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互いにキスをしあいながら「ごめんな。あんな画像、まだ持っていて。直ぐに消せばよかった。」
彼女の頬、鼻。瞼にキスをしていく。
「ううん、勝手に見た私が悪かったんだよ。」
オレはフッと気が付き、彼女を見つめる。
「シン君、目つきが怖いんだkら止めてよ。」
「コラッ、ごまかすな!ところで、本当はどうしてここに?」
「昨日ね、ファン君からメール着たの。私とシン君の仲がギクシャクしてるって感じたんだってで、今までの画像や動画。送ってもらったの。」
「私の知らないシン君がいっぱいあった。段々、私の事見始めてくれているシン君。
皆に私の事からかわれて、テレまくってるシン君。
私を見つけて、嬉しそうに笑うシン君。
もっと、もっといっぱいあって。
私、こんなにシン君に好かれているとは思いもしなかった。
言葉はなかったけど、シン君はずーっと態度で言ってたんだね。
すきだって。
でもね、判りずらいよ。ちゃんと言葉で言ってくれないと。私は、ただ好きっていってくれるだけで、良かったの。
それだけで、写真の事忘れられた。夜に貰ったメールで、直ぐに済州島に行きたかったけど、無理だから朝一の飛行機で、チェ尚官さんとね。」
顔を上げると、離れた所に後姿のチェ尚官が立っていた。
「オレはさっき、ガンヒョンに怒られた。最低野朗だって。好きでもない女を抱くなって!
そんな訳ないだろう。オレは潔癖症だからむやみやたらと誰かに触ることはない。
だから、ちゃんとお前に謝りたかった。公務なんて放り出して、ソウルに戻ろうとしてた。」
「フフフッ、良かった。お互いの傍に行こうとしてたんだね。もう、擦れ違うのは沢山。
たった2日間だったけど、辛かった。心も体も辛かった。昨日、シン君階段の踊り場で携帯にキスしてたでしょ?」
「う!」
「ヒョリンの画像にしてるって思って。とても優しくしているキスを見るのは辛かったけどね。
キスを見ている時、夜のシン君思い出しちゃって、一人で勝手に熱くなって。
本当は怒るとこなんだけど、シン君が欲しかった。シン君にキスしてもらいたかった。」
「チェギョン。」
「だって、シン君とのキス大好きなんだもの。」真っ赤に染まる頬。
彼女の本当の気持ちを、全てオレに見せてくれる。
どうしてコイツはこんなに可愛いんだ
「あの写真はお前だよ。」ポケットから携帯を出し、画像を見せる
「あっ!何時の間に。」
「あんまりにも可愛くて。」顔を伏せる
「盗撮!」
「バカ!何言ってるんだ?夫が妻の写真とって何が悪い。」
「そんなに私の事好きなの?」ぐっ!そうきたか。そうだよな。ちゃんと伝えないと、チェギョンと一緒に寝れないなんて、もうゴメンだ
オレはティディベアを顔の前に上げ
「オレは、お前の事が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・好きだ・・・・・。」
「まったくーーー!ぬいぐるみに隠れるなんて、ずるいぞーー!」私は軽い気分でぬいぐるみを避けた。
そこには耳まで真っ赤に染まったシン君がいた。
可愛い!
私はカレの唇にキスをして。
「大好きだよ!」
済州島の空に、天使の階段が現れる。雲の隙間から、光が差し込み2人を照らす。
「綺麗だね、何時でも2人で見ていたいね。」オレはチェギョンを抱きしめる力を強めた。
「ずーっとな」
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