「ガンヒョーーーン!」急に抱きしめられた彼女は、慌てる。

「チェギョン!どうしたのよ?」真っ赤な顔のまま、彼女にしっかりと抱きついている私を、貼り付けたまま彼女は歩きだした。

「ここじゃ目立つから。」ガンヒョンは車の横に立ち、呆然と立っている皇太子に睨みつけ、校舎の中に入っていった。

「オイオイ、お前の妻はどうしたんだ?」インが立っている。

「アヒルのヤツーー!愛しのガンヒョンに抱きつくなんて、羨ましい~~~!」悔しがるギョン。

ファンはオレの顔を撮っている。

「シン泣きそうだ。」ファンが珍しく話した。

オレは「女の気持ち、まったく判らない。」ポケットに手を入れて下を向いて、歩きだした。

「シン!追いかけなくていいのか?」

「ガンヒョンに後でメールしてみる。今はまったくオレに本心を言ってくれない。」段々顔が険しくなっていく。

「昨日のアヒル、何時も通りお前にベタ惚れだったのに。」考え込む

そうだ、それが当たり前だと思っていた。

お前は、オレだけって。なのに急に。

昨日のホテルの時から、変わった。

思い出せ!

何でアイツが変わってしまったのか、思い出せ。







誰も居ない部屋に連れられて、ガンヒョンは仁王立ちで私を見る。

「で、なんであんなとこで泣きついてきたのか!?教えなさい!」命令形

「ガンヒョンーーー!」又、抱きつこうとしたら

「何時も抱きついているヤツのとこに行け!」指を指した。

「抱きつく事なんか出来ないよ。」下を向く

「はあ?」

「シン君、ヒョリンの事、まだ好きみたい。」

「まさか?」

「だって、昨日シン君の携帯借りて、画像見ていたら、ヒョリンとの画像が残ってた。

それも2人でニッコリ笑い合っているの、凄く幸せそうだった。

てっきりもう、ヒョリンン事何とも思ってないって、私の勘違いだったの。」ポロポロ涙が出てきた。

「シン・チェギョン!アンタの勘違いじゃなくて?」

「うんうん、その後私聞いてみたんだ。私の事好きですかって?

今まで聞いたことなくって。勇気を出して聞いてみたら。」

「玉砕でした。お前はオレの妻だ、何を不満に思う?」言う言葉が返ってきた・。

肝心の言葉が出てこなかったの。ただ、すきだけで良かったのに。

そんな簡単な言葉さえ貰えなかった。

それから、シン君、前に男は好きでもない女でも抱けるって言ってた。

そっかーーッ、私はそっちの方だったんだって、理解できた。

ただの何時でも抱ける女だったなんて。

あの時だって、1回もすきだって聞いたことないもん!」冷たい涙は、止まる事なく私の顔をグチャグチャにしていった。

泣き止まない私を、ガンヒョンはずーッと背中を摩ってくれていた。

すすり泣く教室の窓ガラスに、雪が積もり始めていった。







ようやく泣き止んだ私は、ガンヒョンに説得され教室に行こうとこの教室を出た。

ガンヒョンに手を引かれながら、私の顔は誰にも見せれないほど、腫れあがっている。

「妃宮様がそんな顔で、人前に出れないよ?」トイレに連れて行こうと歩いていると。

校舎のガラス越しに、階段の踊り場見える。

そこのイスにカレが一人座っていた。

「あっ、皇太子。」ガンヒョンも気がつく。

「・・・・。」今は見たくない存在。

「あっ、アイツーーー!」急に怒り出したガンヒョン。

何だろうと思って、顔を上げると。

携帯の画面に、優しくキスをしているカレの姿がいた。

あの携帯の画像には、ヒョリンとの思い出がいっぱいある。

カレは愛しそうに画面にもう1度、キスをしていた。


夫の見てはいけないとこを見てしまった私は、ガンヒョンを引っ張ってその場所を離れた。




皆様、こんばんは。

自分で言うのもなんですが、今日のお話のシン君の横顔きれいですねー。(笑)


最近、男子バレーにはまってます。

いやーっ試合面白いです。

チーム一丸でボールを操る姿に、感動しております。

特に高橋 藍選手がお気に入りー。

コロナが落ち着いたら、ぜひ生で観戦してみたいですね。



では、コメント、いいねボタン有難うございました。

では、おやすみなさい。