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地面に膝を落とし、ガックリと崩れたオレ。
「殿下、どうしたんですか?」と慌てる義父君
「義父君、済みませんでした!!オレがバカだったんです!!済みません!!」と涙が出た。
余りにも情けなくて、涙が出た。
皇室のものは人前では泣いてはならない。そんなの、関係ない。悔しくて悔しくて涙が出た。
泣きながら「私の配慮が足らずに、妃宮が出て行ってしまいすみません」と頭を下げた。
「はい・・・?」
「だから、妃宮がここを出て行った事は。」
「えっ?チェギョンはアパートに引越したんですよ、殿下。」とポツリと言った
「・・・・。」頭を上げて、言葉が出ない。
「アパートに引っ越しました。高校が終わったらガンヒョンと一緒に暮らすって張り切ってましたから。だから、今日の朝から忙しくて。」
「そこは、どこです?住所聞かせてください。」と立ち上がり義父君を揺さぶった。
「殿下・・、殿下、落ち着い^^^^^^^^^^!」
なぜオレが妃宮の事を知りに来たかは、後でゆっくりと説明しに来ますという言葉を残し、オレは義父君から貰った住所をナビに打ち込んだ。
引越し。
そんな言葉昨日聞かなかった。
オレの携帯の番号を知っているはずなのに、電話は鳴らなかった。
車は教えられた住所に着いた。
車を降り、部屋の番号を探してノックもせずに開けた。
そこには、三角巾にエプロン姿の妃宮がダンボールを持って立っていた。
「ビックリしたーーーー!!突然ドアが開いたから。」
オレは靴のまま上がり妃宮を抱きしめた。
「ちょっ・ちょっと・・、殿下!!苦し~~~!!」
妃宮がもがいているのに気が付き「済まなかった」と少し力を抜いた。
「どうしてここに?」
「妃宮に会いに来た。義父君に聞き出し、ここに来た。妃宮にちゃんと、話をしようと・・・。シン・チェギョンがもうオレノの傍から居なくならないように!!」見つめた妃宮は頬が赤くなった。
キスをしようと顔を近づけたら、顔を手で押さえられた。
「ダンボール降ろしたいんだけど。」真っ赤になりながら言う妃宮はカワイイ
オレは彼女からダンボールを奪って、下に置いた。
「会いに来てくれたの・・・?」二人は自然に抱き合う
妃宮が被っていた三角巾を外しながら、「会いたかった。」オレはきつく妃宮を抱く
「私がいなくなったと思ったの?」
「思った、だから慌てて東宮殿から飛び出した。」
「ダメな皇太子殿下だわ。皆が心配するでしょう。」2人の唇が近づく
「じゃあ、二度こんな事するな。」と真剣な目
「判った、今度からはちゃんと言うよ。」と唇を尖らせたら、カレの唇に届いてしまった。
それが合図のように2人の唇は重なる。
何度も重なる唇を少し離し、二人は床に座る。
「昨日会ったのに、少しでも離れていると不安になる。」2人の腕は抱き合ったまま離れない。
「・・・・。」
「離れてから、こんなに好きになるなんて。ほんと、バカだ。」と軽く唇を重ねた。
「殿下。」
「妃宮、オレ達、又、夫婦に戻ろう。妃宮が離れていかないように、ちゃんと手を繋ぐから。今度こそ、良い夫になる。」唇に指を当てて、ゆっくりとなぞる。
なぞっていると彼女の唇がゆっくりと開いた。
オレはその時を逃さずに、唇を重ねた。
「殿下ダメですって。」そんな事オレが許すはずがない。
妃宮の両肩の上に手を置き、閉じ込めた。
「・・・・・・。」無言の威圧
「ダメで。」
エプロンの上に自分の耳を近づけ「心臓が早い。」
「だって、殿下がこんなに近くに」キスをして「オレの心臓も壊れそうだ。」とキスを又する。
突然、携帯の音が鳴り響く
2人で目を見合わせた。オレは無視をして、キスを続けていたが、妃宮が「殿、出てください」と言った。
仕方ない。オレは携帯を開いた。
携帯からは「殿下、お時間が過ぎております、学校の方にいかなければ。」
「じゃあ、今から行くから、着替え持って来てください。オレもこのまま行きますので。」と通話を切った。
「妃宮、これから学校に行ってくる。ガンヒョンは何時からここに住むんだ?」
「あさってから、一緒に住むの。」三角巾をもう1度被り直し、答えた。
「今日、夕方には来るから、食事一緒にしよう。」と体を抱き寄せ、頬にキスをする。
「判った、待ってます。あっ!殿下!靴のままだったのね。」
妃宮に言われて下を見ると、靴、履いてる。
「ゴメン。」
「いいです。次やったら、部屋の中に入れませんから」
「それは、マジで困るから気をつける、じゃあ。」と扉に手をつけた。
「殿下、行ってらっしゃい!!」と送り出してくれた妃宮。
嬉しくて、頬が少し赤くなるのが判る。
車に乗り、エンジンを掛けた。
皆様、こんばんは。
今日、バイトがやすみなので、もう寝ます。
では、おやすみなさい。
いやーっ、昨日マジで眠くて、寝ながら投稿してしまいすみませんでした。
直しましたー。