しっかり撤去して~(>_<) | 測量現場観察日記

しっかり撤去して~(>_<)

 先週の話ですが、国交省との打ち合わせに同席した午後、コンクリートの境界杭埋設に行きました。
元々ブロック塀があったのですが、倒れていたのでブロックの上に境界ポイントが来ました。
この度撤去して平地にし、道路と民地の境でおなじみの地先ブロックを入れました。
地権者の片は非常に慎重で、普通なら地先ブロックに金属プレートの境界標貼り付けのところ、コンクリート杭を希望されました。
 ブロック塀を撤去後、地先ブロック工事という流れですが、その時点で境界仮杭を入れないと施工できません。
仮杭は木杭や金属鋲を使います。
その仮杭設置の時は、杭が効かなくて困るぐらいズボズボ地面に入ったので、コンクリート杭設置は楽勝と思っていたのですが、30センチ掘ったら、ブロック塀の一部と基礎がでて来ました・・・。
 最初は人力で割ろうとしましたが、基礎コンクリート部分はさすがに堅く、急遽発電機とブレーカーを取りに戻りました。
近くの現場で良かった、てところです。
ブロックと基礎は結局40センチありました。。(´д`lll)

 市や県の業務で、道路の新設・拡幅に伴う用地測量に携わったことも数多くあります。
用地買収後建物を取り壊し、工事用の杭を打ちに行ったこともあります。
取り壊しと言っても、基礎まで撤去しないよと工事屋さんに聞いたことがあります。
自治体によって違うらしく、よその市では基礎も撤去するそうです。
 今回の敷地は駐車場にするので、尚更基礎が残っていても問題ないのでしょうが、例えば次に家を建てる人は、古い基礎の撤去費用も出さないといけないわけで、ちょっと納得できません。
売る人が責任持って、全部撤去すべきじゃないかと思うのです。
今回は所有者が変わらないので、文句は言えませんが。(^^;