高校を中退するまでは何でもない事、何も変わらないかの様に思っていました。


何故か両親と退学する事に関してそんなに話し合いをしたわけでもありません。


それが退学書類等を学校に提出したその夜から毎晩、毎晩、毎晩、


自分が学校の教室で皆んなと一緒にいて「私学校に戻れたんだ」と喜び、その直後に涙が溢れ出し泣きながら夢から覚めるを繰り返しました。


「あー、私本当は学校が大好きだったんだ」


その時、私の本当の素直な心と出逢った瞬間でした。


でも「なぜだろう?、どうして中退したんだろう?」と本当は後悔しているのに、辛すぎて後悔する感情すら押し殺して、向き合わずに避けていました。


本当の辛さを受け止めきれない私は、親にも仲の良い友達にも誰にもその事を話せませんでした。


それから半年間はこの夢を毎晩見続けて、体重も10kg以上落ちていきました。


でも次第に時間が解決してくれるのか、まるでただ車で道路を走っている時に目にする道路標識の様に「退学はただの通過点の1つ」みたいに、出来事から遠ざかって行き、気付くと学校の夢は見なくなりました。


でもその後、嫌な事があると必ず学校の夢を見る様になりました。