大変ご無沙汰しております
外はすっかり春爛漫、
初夏の便りも聞こえてきそうな穏やかなお天気の中
皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます
我がベランダ亀園にも暖かな日差しが降りそそいでおります
冬の間静かだったこの狭い通りも、
もうすぐガタゴトカサコソと賑やかになる事でしょう
亀プールにはホテイアオイとアナカリスを投入いたしました
今年はアナカリスがわっさり生えているスポットも見つけたいな~
お日様を浴びて気持ち良さそうに目を閉じるチビ亀
ブドウムシを6匹も食べました
兄王子たちもご満悦の様子です
さて、
私はと申しますと
物欲も見栄心もほとんど無くなり時間だけが余ってしまいましたので
何か資格でも取ろうと思い立ちましたところ、
意外と出来が良かったせいかあれよあれよという間に実力判定試験を受ける羽目に(泣)
この一ヶ月死ぬ気で猛勉強していざ決戦に臨みましたのですが、
試験の結果:「まごうこと無きド素人。応援してるよ☆」
という公式な判定をめでたく頂戴するに至りました…
てなワケで今日から公式なド素人に昇格です
本当にありがとうございました………
しかし、
いくら猛勉強といっても四六時中勉強ばかり出来るような
殊勝な性格は持ち合わせていないようでございまして…
とある実験にも夢中になっておりました
ある日のニュース記事:
「方位磁石が無かった時代、バイキングはどうやって曇りや霧深い中で北大西洋を航海できたのか?」
全文英語だったのでグーグル先生に手伝ってもらって怪しげな翻訳文を読み解きましたところ、
バイキングが使っていた羅針盤のカケラは見つかっているものの、
その使用法は謎のままだったそうで
伝承によると「太陽石」という鉱物と組み合わせて使うとかなんとか書いてあるらしいのですが、
それがどの石なんだかも分からずじまい、
長い間の謎だったようなのです
しかし、
このほどその「太陽石」なるものが、
1500年代のイギリスの軍艦から見つかったそうで、
偉い学者さんたちが早速コンピューター上でシミュレーションを行いましたところ、
92~100%という驚異的な確率でノルウェー⇔グリーンランドの地点を正確に捉えることが出来たとの事です
バイキングが「太陽石」と呼んでいたものの正体、
それは
水晶、方解石、トルマリン、菫青石などのいずれも特徴的な偏光を現す鉱石で、
その光の変化を数時間ごとに記録しながら大海原を進んで行ったというワケです
その精度は驚くべきもので、
しかもこ~んな薄暗い中でも、
なんと日没後3~4時間までは解析可能だというんですからビックリですね!
う~ん!これは試さずにはいられない♪
はい、買ってきました
鉱石は一番安い透明方解石300円(笑)
このように石を通すと文字が二重に見えます
この見え方の変化を元に太陽の方向を割り出したそうですが、
その変化がよく分からない…
そこで「偏光」というキーワードに着目し、
現代の便利グッヅ、「偏光板」のお力に頼ることに致しました
「偏光」とは要するに、あっちゃこっちゃに絡まった複雑な光の波を一本にすること
先ほどの方解石は2本ですが…
それによって太陽の方向を知ろうというワケです
大学の先生によると、
偏光板にセロテープをめちゃくちゃに貼っておくと光に色がつくらしい
太陽に向かってかざすと、
何も変わらない…
しかし、
そのままその場でクルクル回ると…
じゃじゃ~ん!色が出ました!
太陽から90度の角度が一番濃く出るんですって♪
ほえぇ~面白いですね~♪
これさえ持っていれば視界の効かない場所でも
自分がどっちを向いているかくらいは分かりそうですね♪
しかも驚くことに、
この仕組みを目の中に持っている生き物が、います…!
今のところ証明されているのは昆虫などの複眼を持つ連中やタコ・イカ・シャコなど
いずれも紫外線を見ることが出来ます
紫外線の偏光パターンを読み取って自分の位置を把握する…
と、
いうことは…?
実はカメさんもなんじゃね!?
まったく、
紫外線は見えるし偏光は(多分)見えるし
低周波は聞こえるし水温0℃まで耐えられるし…
すごいじゃないか、スーパー精密マシーンかね君はッッっ…!
亀神先生がおっしゃるように、
カメさんは太陽の位置を人間よりもずっと正確に把握して暮らしている可能性が高いと思います
それに比べて人間は………
いえ、
がっかりすることなかれ
人間も実は持ってるらしいですこのチカラ
もしおヒマでしたら、
PC画面の真っ白な部分を凝視して、
視点を固定したまま頭をゆっくり左右に傾けてみてください…
何となくこ~んな感じの模様が見えませんか…?
見えない方もいるそうですが…
これが人間の目に残っている偏光を見るチカラだそうです…
ハイディンガーさんとおっしゃる地質学者の先生が見つけたそうで…
きっと、
遥かなる太古の時代は、
人間も己のチカラに生き残りを賭けて
グレートジャーニーへと乗り出して行ったのでしょうね…
そして今の私がある…
いろいろやらかすダメな子孫で申し訳ないですが(笑)
ず~っと、ず~っと昔のご先祖様を
心から誇りに思います………