ガリレオとガリレイ | アラ還 ~ 毎日が日曜日

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福山雅治主演の映画「真夏の方程式」を7月4日に観た。

恭平少年は、美しい海がある玻璃ヶ浦の叔母が経営する旅館で、夏休みを過ごすことになった。玻璃ヶ浦のうつくしい海をめぐっての資源開発と環境保護の問題は…。恭平と同じ旅館に宿泊していた元警視庁刑事の変死体……。杏が演じる成美一家と、10数年前に東京で起こった元ホステス殺人事件との関わりは…。そして、仕事で来ていた湯川は事件の真相に気づくが、知らずに事件に巻き込まれた恭平は……というストーリーである。

好評であるテレビドラマ「ガリレオ」の中では、「実に面白い」、「さっぱりわからない」など湯川の決まり文句や、真相がわかったときの場所を選ばず数式を書く決まり演出があるが、この映画ではそれらは無く、湯川の変人さも抑えられており、私は好感を持った。

1年以上も前に、映画の原作である東野圭吾著の「真夏の方程式」を読んでいたので、ストーリーは大体記憶していたにもかかわらず、映画の良さを堪能した。特にラストの別れのシーンは、心に残るものがあった。

ガリレオと言えば、東野圭吾の推理小説「ガリレオシリーズ」と共に、福山雅治主演のテレビドラマ「ガリレオ」が浮かぶ。推理小説の面白さと福山雅治の魅力によるものであろう。それは良いとして、私には少しの不満がある。実在の人物である「ガリレオ・ガリレイ」が忘れられているように感じるからである。そこで今回は「ガリレオ・ガリレイ」について考えてみる。

ガリレオ・ガリレイ(1564~1642)は、イタリアの天文学者・物理学者・哲学者である。

「ピサの斜塔から物体を落下させる実験をした」ことはよく知られている。重さの異なる物体を落下させたとき、重さに関わらず、同じ時間に同じ距離だけ落下することを発見した。ごくわずかの差は、空気抵抗によるものとした。また、相対性の考えをコペルニクスから受け継ぎ、更に発展させた。「一定の速さで走っている船のマストの上から物体を落下させると、止まっている塔の上から落下させた物体と同じように、船の上に垂直に落下してくる。つまり、船が動いているか、止まっているかは物体の落下には関係ない。」このような考えは、後にアインシュタインの相対性理論の源になるのである。

1608年にオランダの眼鏡師リバーシェイが望遠鏡を発明した。翌年、ガリレイは、「自作の望遠鏡を作り、天体観測をした」のである。先ず、木星には4個の衛星があることを発見した。続いて月の表面はでこぼこであること、太陽には動く黒点があることなどを発見した。

地動説は、16世紀にポーランドのコペルニクスが唱えたものであるが、ガリレイは太陽の黒点が動くことは、地球が自転している証拠と考え、地球中心の天動説を信じる教会の迫害を受けながらも、地動説を唱えた。そのために、ガリレイはローマ法王庁に呼び出され、審問を受けた後に投獄される。しかし多くの知識人の励ましによって、勇気を取り戻し、大きな業績を残した偉大な天文学者であり物理学者なのである。

 太陽も月も天球を1日で1回りしているように見えるのだから、地球が動いているとはそもそも考えにくいことである。現代に住む我々にとっ ても伝統的な・権威のある考え方を打ち破って、新しい考え方を見つけ ることは容易ではないのだ。ガリレイの勇気は素晴らしい!