囲碁仲間との定例の月曜碁会において、師匠に質問した。
「師匠は何手ヨンデイルノデスカ」
師匠は答えた。
「プロは一目一万手といわれます。自分がここに打つと、相手がこう打ってくる。それに対して自分はこう打つ。いや、そうとは限らない。その前に相手がこっちに打つかもしれない。その時はここに打とうなどとはプロは考えない。私たちアマチュアのように一手一手を追うようにヨムのではなくて、プロは数10手先の一段落した変化図がパッと頭に浮かび、更に枝分かれした別の変化図もほぼ同時に浮かぶそうです。その中で最善の変化図を選択するのだそうです。」
師匠は、更に続けた。
「ある研究者が、対局中の棋士の脳波を調べると、論理的思考というよりは絵画的思考というか、左脳よりも右脳を強く使っていると言えるそうです。」
自分は明らかに論理的思考のみである。プロの域にはなれないが、論理的思考を楽しんでいる。