どうも、赤坂孔大です。

 

建設業界に身を置いているのですが

 

大成建設の立て直し案件がなんとも言えない気分です

 

(仮称)札幌北1西5計画

 

設計と監理業務を担当している久米設計のコメントでは

 

設計及び工事監理業務を受託している弊社としての見解を示します。

 

今回発注者様と事前に合意していた弊社の鉄骨建方における監理業務内容は、初回の鉄骨建方時に鉄骨柱の建方精度について立会い確認を行い、以降は数節毎の建方完了時に自主検査記録等で建方精度の確認を行うことになっていました。

 

初回の立会検査において検査を行った柱に問題は無く、施工者から最初に提出のあった柱の傾き及び柱頭レベルに関する自主検査記録においても、管理基準値内におさまっている内容でした。しかし、その後の調査によって、弊社に提出のあった自主検査記録の報告は虚偽の内容であったことが判明しました。

 

建方精度については自主検査記録等をもって確認するという弊社の監理業務内容に照らすと、今回のような自主検査記録に虚偽の記載がされた場合、弊社の監理者がその施工不良を発見することは極めて困難であったと考えております。

 

しかしながら監理業務を受託している弊社においても今回このような事象が起こってしまったことを厳粛に受け止め、より一層の監理品質の確保に努め、お客さまの安全と安心を最優先に取り組んでまいります。

 

とのこと

 

施工会社(一次会社)出身者としては

 

報告したものをそのまま横に流す「監理」は意味があるのか、と思います

 

それは監理していると言えるのか

 

結局は元請会社の責任となりますが

 

一概に元請会社を叩く報道もどうかと

 

報道においては久米設計の社名は一度も報道されていない

 

報道である以上は気を引く報道ではなく

 

詳細をきっちり最後まで行って欲しいものですね

 

大成建設「だけ」が悪いのか

 

キツすぎる工程に問題はないのか

 

日本の建設業はエンドユーザーの要求が高すぎる

 

低予算であっても

 

建設業の働き方改革はどこに向かうのだろう

 

しわ寄せは下請けになればなるほど厳しい

 

施主と元請は改革できる

 

資金体力があるから

 

末端業者には体力がないのです

 

改革に伴う低賃金化が進まぬよう祈るばかりです