在宅で息子を看取ると決めた時、それがどういう事か理解していたつもり…だった
でもこれから息子に訪れる【最期の時】がどんな状況か知れば知るほど自分に果たして受け止めきれるのか…と不安になってくる
在宅で看取るという事は、息子に何かが起こっても絶対に救急車を呼ばないという事
呼んでいいのは訪看さんと訪問医だけ
それが大前提
息子が痛み苦しんだとしても、出血が止まらない様な状況に陥っても、その他のどんな状態になっても現状を受け入れ、命が尽きるのをただ見守るという事
「なんとかしてあげたい」
「どんな状態でもいいから助かってほしい」
その思いを捨てなければいけない
正直、その心構えが出来ていると言えば嘘になるし、助けたいというその気持ちがいずれ訪れる最期の時に自分の判断を狂わせるんじゃないか…とも思う
私が初めてあらがわずに現状を受け入れたのは夫の亡くなる時、次に心肺停止になった時に助かる可能性は限りなく低いが延命するか聞かれて断った時だった
だからあらがわずに受け入れるという事がいかに難しく、いかに悲しい事なのか痛感している
息子や夫の病気にあらがわないという事にあらがい続けてきた私にとって、息子の死を受け入れられる自信はやっぱり今の所ない