10月7日
病院を後にした私と夫は治療の事を相談する為に夫の実家に向かいました
今後の仕事や生活にも関わってくるので、夫と一緒に仕事をしている義母の意見も聞かずに私達夫婦だけでは決められないと思ったからです
夫から連絡を入れていたので実家に着くと義母が迎えてくれました
I先生と話した事を伝え、今後起こりうる認知機能の低下などの事を伝えました
義母は私の話を聞いて考えた後、
「やっぱり手術した方がいいんだろうね…」
「大丈夫だよ、この子は根が優しいから手術をしても人格なんて変わらないよ」
「介護が必要になったら○○ちゃん(私)も大変だろうから私が面倒見るから」
そう言っていました
義母の気持ちはよく分かります
でも何の根拠も無いその希望に基づいた意見を受け入れていいのだろうか…そんな思いがありました
「二度あることは三度ある。だから今度の手術だって大丈夫だよ」
そんな感じで夫と義母は話していました
手術すれば良くなると信じ切ってる2人には私が何を言おうと気持ちは変わらないようでした
私だって夫には長く生きて欲しい
その思いは変わりません
ただね、
ただ私はもう昨年からの二人の病気の発覚から今に至るまでの過程で色々な面で結構いっぱいいっぱいなんです…
なんとか冷静を装って自分を奮い立たせて一日一日を乗り越えているような状況で、そこに今以上夫に手がかかるようになった時の自分に自信がありません
夫だけならまだしも、我が家には既に寝たきりの息子がいるので明らかに認知機能の低下があると分かっている手術を選択する事に躊躇している自分がいました
義母との話が終わり、家に帰る車の中で夫がボソッと
「でもおかんに下の世話されるのだけは絶対嫌だな…」
と夫が言いました
「私ならいいの?」
「うん、いいよ!」即答
介護が必要になる人が辛いのか…
それとも介護する側が辛いのか…
気持ちは色々と複雑ですが、我が家は夫の再再手術に向かって動き出す事になりました