今後夫には知られたく無い内容が増えていくと思うので、私のブログが夫の目に触れる事を避けたい思いから限定記事とさせて頂きました





申請作業をお願いした皆さま申し訳ありません…






先週土曜日に夫の突然の再発告知に動揺していた私ですが、少しずつ現実を受け入れようとしています






夫の前で泣く事はありませんが、夫がいない時に一日に何度も涙が自然と溢れてきます






夫の再発が見つかった先週の土曜日は、胃瘻の準備の為の手術で入院していた息子の退院の日でした






夫がMRI検査を終え、診察に呼ばれるまでの間に夫に手伝って貰って息子の退院手続きや荷物の運び出しを完了しました





『また来年ね!良いお年を!』





再発無く、主治医との毎年のやり取りをサクッと終えて一週間ぶりに自宅に帰る筈でした…






MRIの結果を聞きに夫だけが診察室に入り、私と息子はロビーで待っていると、しばらくして夫が戻って来ました





『俺再発したって…だから一緒に来て』






思ってもいなかった言葉に私は無言で夫に続いて息子を連れて診察室に入りました






主治医のI先生はいつもとは違って落ち着いたトーンで説明をしてくれました






・以前腫瘍を摘出した横から再発と見られる腫瘍がある事




・再発の進行速度が早いかもしれない事





・既に規定量の放射線を浴びているのでもう放射線治療は行えない事





・最短でPET検査をする事





・もしも脳の奥深くまでPETで造影された場合、もう外科的治療の意義が無いので手術はしない事





・手術が出来ない場合は選択肢は限りなく少ない事





・しかしMRIで造影された部分だけなら手術で取りに行くので手術に向けて準備をしておくと…





全てはPETの検査次第という事になりました





私も夫も黙って先生の話を聞いていました





いつも前向きで、





『取れる限り腫瘍取ってくるから!』





そう自信たっぷりに言うI先生から手術しないという言葉が出てきた事が何よりもショックで、何か聞いておかなくては…と思っても何も思い浮かばない状態でした






今月はもう他のお子さんの手術の予定が立て込んでおり、PET検査の予約も月末までいっぱいでした






本当なら早く検査して早く手術したほうがいいんだけど…






そう言われましたがなかなか難しいようです






診察室を出てPET検査の説明を受けてから帰りました






診察室を出てからも帰りの車の中でも夫と私はお互い殆ど会話はありませんでした





『再発してごめん…』






夫は私が取り乱したりもせず、泣きもせずにずっと無言だったので『なんで再発してんだよ…』と機嫌が悪くなったと思ったのかもしれません






『しょうがないよ…』





気の利いた言葉も言えず、そう一言夫に言うのが精一杯でした






私が夫に優しい言葉をかけてあげなかったのは






泣くのをずっと堪えていたからです





外の景色を眺めているフリをして、泣くもんかとずっと耐えていました





夫は私が泣くととても不安がります






昔から私が落ち着いて『大丈夫だよ』と言えば安心するんです






だから私は夫の前では病気の事で絶対に泣かないと自分で決めています






強い妻であり続ける事で夫が安心するならばどんなに辛くても耐えてみせます