夫と息子、2人共悪性脳腫瘍という変わった親子



以前I先生に親子間の脳腫瘍の遺伝があるのか聞いたことがある




現段階では遺伝するという報告はないけれど、我が家の様に親子や兄弟で脳腫瘍になる人は少なからずいるとの事




だから息子が入院している時も兄弟の1人に脳腫瘍が発覚し、他の兄弟も定期的にMRIを撮って調べているという方もいた




私が2人目の子供を産む事に及び腰になったのはこの事も少なからず関係してる




これ以上悪い事が起きないだろうという時に【まさか】が起きてしまう我が家…




2人にある事は3人目もあるかもしれない…と思わずにはいられなかった





さて以前も書いた様に夫の脳腫瘍は神経膠芽腫という悪性度はかなり高く予後のとても悪い病気




ネットで検索してもまず良い事は書かれていない…





むしろ調べれば調べるほど絶望感しか無い




 5年生存率10%前後



10年生存率が0%





そんなこの病気で夫の様に長期生存している人は本当に希だそう…




生存率0%とはいえ決して0ではなく、夫を含め長期生存が確認されている人が数名いる事も確か




私がネットで見つけた記事の中で、追跡調査の結果発病後24年生存されている方もいるとの事





何故夫が長期生存出来ているのか?




何故なんでしょう…





私がI先生に「夫は何故生きていられるんでしょうか?」



と聞いたら




「分からないよ…もう奇跡だよ!奇跡!」




と返される始末…




【悪いまさか】を起こす夫は【良いまさか】を起こすらしい…プラマイ0かっ!







そんな夫は東京のI先生の病院で【何故神経膠芽腫で長期生存しているのか】と研究対象になっている





夫と息子が診て貰っている病院でも10年近い長期生存者は今2人だそう





わざわざ電車で2時間近くかけて神経膠芽腫を研究している医師が夫の血を取りに家に来た





長期生存者の血液で何か分かる事があるんだろうか…





夫の血で神経膠芽腫の治療法が見つかればどれだけ嬉しいか







どうか神経膠芽腫が治る病気になります様に…




それと同時に息子の様に脳に損傷を負った方の脳の再生方法もどうか見つかります様に…