岩谷山志明院

山奥にあるかくれ寺。

山道は冬は雪が積もる事も多く
この日は雪こそ降っていませんでしたが
たくさん積もっていました。
凍結する事も多いので
冬は冬用のタイヤが
安全です。

バスは1日にたしか2本だけだったはず。

なのでここには
中々行けないので
ほとんど人とは会いません。

志明院は白雉元年(650)
役行者が開山し、天長六年(829)に淳和天皇の勅命を受けた弘法大師 空海が創建したと伝わっており
日本最古の不動明王さまが
祀られてます。

鴨川の水源地にあり
鴨川が氾濫すれば
京都の街は大変な事になると志明院では
龍神さまへ治水祈願が
行われていたようですね。

空海が修行していたら
飛龍が滝壺に入ったと言うお話や

鳴神上人が龍神を
封じ込めた祠。

など龍神にまつわるお話が多くあります。

司馬遼太郎さんが
このお寺に宿泊をした時に
奇妙な体験をされ
そのお話を宮崎駿さんにしたところ
もののけ姫のアイデアになったと言うお話も有名ですね。

山門から中は写真撮影禁止であり
手荷物もお寺の方に預けます。








一歩中に入ると
ここは本当に人が入っても良いのかと思うほど
明らかにお寺の外とは違う
空気。
気軽に足を踏み入れては行けないような
厳格な空気。

どこからともなく
鈴の音のようなものが
ずっと聞こえていました。

シャンシャンと…。

室生龍穴さまに
ご参拝に行かせていただいた時にも行き道の車の中からずっと聞こえていた音。

静かに静かに手を合わせました。

ここに来れば
間違いがただされ
心身共に浄化されるような
感覚です。