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東京ザヴィヌルバッハの坪口昌恭がソロ聞きましたか?

東京ザヴィヌルバッハは一見、菊池成孔が目立っていますが、このおっさんもすさまじい才能なんです。

今作「ヴィゴラス」はアフリカンリズムの中のヒュージョン、なによりオルガンを使用している曲が真新しさを感じさせます。

インタビューでは「ポスト・マイルスの遺伝子を引き継いだ音楽」と公言している。

もちろんこれはジャズであったわけだが、ウィザーリポートのそれとはまた別の次元にいる感じ。


不思議だったのは、音楽は陰と陽を感じさせる部分(ミニマリズム、螺旋的音楽などは除く)が少なからずあらわれるんだけど、この作品は全体にわたって、どちらでもない(どっちつかずの感覚に近い。)

はっきりしないというわけではなくて終始裏切られている感覚だ。(ジムオールクの思想みたいw)


ちなみにもう一枚アブストラクトな作品が発売?されているくさいのですが、情報がはっきりしません。

なぜアブストラクトかというとこれもポスト・マイルスを掲げた結果であるとおもう。

マイルスはいつもスタンダードとアブストラクトを同居させていましたからね。