写真は琴を弾く老子。農耕民族onジャパン。そう農耕民族なのだ。
今日これをまざまざと感じさせられた場面があった。
韓国人と日本(江戸っ子)の披露宴である。日韓の文化を披露しあう面ももった披露宴だという。新郎新婦入場は江戸っ子大好き「木遣り」での入場である。始めてみた時はジーさんがなにやら歌いながら列なして歩いてくるので行進曲のようなものだとおもいこんでいたのだが、ウチのバーちゃんと電話ではなす機会があったので聞いてみると、どうやら労働歌ということらしかった。重い木や石を運ぶ時の掛け声から生まれたもので、なぜそれがめでたい席で歌われているのかは知らないらしく、自分で調べてみると、発生は信仰的なもので,神霊の依る木という意識から,新築する家に強力な霊力を付与するために使用する木や石を賛美したり,これから建てる家の繁栄を祈願するという祝唄の性格をもつらしい。木遣り唄が盛んに歌われるようになったのは戦国時代以後各地で神社仏閣や城がつくられるようになってからである。
大木を会場内にわざわざジーさんが運んでくる姿は説明しても韓国人にはわかるまい。しかも一人は甲高い声で歌い(鳴くともいうらしい)運び手はそれにあわせ掛け声を威勢よく上げる。ここはホテルだ。古文化にTPOなどない。
霊力という言葉がでたが確かにこの木遣り、独自の訴えるものがある。ジーさんはあきらかにトランス状態だ。トランスエキスプレス。運んでくる。
トランスジーさんはさて置き、掛け声に注目。日本労働歌、もしくは一般的意味でのか歌謡曲に多くみられる2拍子である。日本に2拍子が根ずいているのは四季によるものかららしい。ようは植物的リズム?。四季に応じて育つ植物がちがくそれは一定の周期で繰り返される。それはとてもゆっくりとしていてタメのようなのものも存在している。何故これが2拍子か言われるとすでに定説になっているからとしかここでは答えられない。疑問は多々あるが。
日本の音楽に重要なのは2拍子であることよりもタメなのである。この披露宴余興で琴も弾かれたのだが、これがすごい。3艘並べての演奏で「春の海」(正月によくながれるやつ)をやったのだが、さわりのタメが無音であるにも関わらず伝わってくるのである。視覚的なことであったのかもしれないが、そこにはタメが成立していた。反呼吸くらいだろうか演奏中にもこのタメは随所に見られたが、なによりさわりのタメが不思議で仕方ない。無音なのにはじまっているのだからしょうがない。ジョン・きのこ・ケージのそれとは類が違う。
さて韓国側である。リアル韓国語で解説のようなものが入り、なにやら大人数踊り始める(会場中まわりはじめる)。3拍子だ!その時韓国の祝いの席ではよくおこなわれると教えてくれたのは酔った日本人おっさんであった。{おっさんほんとか?・・・}
この3拍子エスカレートし会場中巻き込んでの大騒動。回ってないのは自分と写真家と収録ビデオ屋くらいで、その他150人クラスの人間が何を中心しするわけでもなく手に手を取り合い結構な速度で回っている。いつなにかが降臨してもおかしくない。(自分はなんかこう人が円になるスタイルが好きだ)
さて結構な間回っているので冷静になってみると、どうもぎこちない。そう我らが日本人である。3拍子など体内のリズムに記憶されていないに等しいのである。トランスジーさんなど2拍子で試みている様子。無理だろ。
リズムの違いを視覚で確認できるなんてすばらしい。
韓国の民俗音楽に3拍子が多いのも調べる必要がありそうだ。3拍子の労働なんて日本人の自分には思いつかない。(猟狩民俗のリズムが早いのは動物的ってことでいいんだろうか。)わからんこと多すぎ。