『瞳を閉じて考えて…』

この記事を書いた方は、おそらく「アクセシビリティ」という言葉を日常的に聞くような仕事ではないと思うんですが、訴えたいことはまさにアクセシビリティという問題です。

アクセシビリティという問題は、意外とすぐ目の前にあるもので。

まるっきり見えない人、ちょっと見える人、はっきり見えてるけど色が認識できない人、マウスを使えない人、キーボードを打てない人などなど、世の中にはいろんな人がいます。


そういう人たちってネットやらないんじゃない?というのは大きな間違いです。そういった人たちの6割以上がネットを活用しているという統計もあるし、彼らを支援するソフトやデバイスも数は多くないけれどちゃんとあります。

でも今までのデザイン先行のサイトでは、上手くボタンを押せなかったり、きちんと内容を把握できなかったりして、見ている人に大きな負担がかかっていました。

それをもっとフラットにしよう!というのがアクセシビリティです。

アクセシビリティというものは、ユニバーサルデザインの考え方に基づいています。

つまり、家を作ったあとに段差の部分にスロープを作るのではなく、最初から段差のないデザインにしよう、ということです。

段差やスロープだけでは不便な思いをする人もいますが、最初から平坦なら不便な思いをする人はいないでしょう。

アクセシビリティは決してボランティア的なことではありません。

せっかく自分の書いたものなら多くの人に見てもらいたい、自分たちのサービスを、一人でも多くの人に楽しんで貰いたい。

そういう気持ちから、取り組んでもいいことなんです。

また、そういう気持ちがあれば、自然と取り組めるものでもあるんじゃないかな。



もっとも、取り組んで実現するためにはそれなりの技術が必要になってきちゃうんですけどね・・・。