フォントサイズは可変であるべきである。


というのは、ここ最近の私のポリシーなんですが、
そのポリシーに基づいて、このブログも、
ユーザー環境でフォントサイズを変更することができます。


なぜそんなことをする必要があるのか?


もうだいぶ前のことになります。
当時はまだcssというものは広まっておらず、
ほとんどのサイトがユーザーがブラウザで設定したサイズで閲覧することができたころ。

当時から私はIEで「フォントサイズ・小」でいろんなサイトを見ていました。
そのくらいの文字がちょうど読みやすかったからです。

でも、ある日チャット仲間が「フォントサイズ・中」で見ている、ということを知りました。
その人にとっては、そのくらいがちょうど読みやすかったからです。

その人と私とは年も1つ程度しか違わず、ネット経験的にもそれほどの差はありませんでした。
それでも、見やすいフォントの大きさは明確に違ったわけです。


でもcssが広くつかわれるようになり、ほとんどのサイトがフォントサイズを10~12pxに指定するようになりました。
デザイン的に扱いやすく、行間を調節することも可能になったために、小さい文字で書いても詰まりすぎなくなったからでしょう。


でも、そんな小さい文字は読みづらいと思っていた人たちはどうなるんでしょう。


それが最近話題になっている「ユーザビリティ」という問題です。

誰にとっても使いやすいサイトであるべきだ、という考え方です。
小さい文字で読みづらい人は、読みやすい大きさに変更することができる。
それがユーザビリティのいいサイトの条件のひとつです。


もちろん、ユーザビリティのいいサイトが絶対にいいサイトではありませんし、
デザインを大切にしたサイトで、フォントサイズを変更できないようにすることも悪いことではありません。

でも、一人でも多くの人に見てもらいたい、と思うなら、
フォントサイズくらい自由に変更できてもいいんじゃないかなと思います。

だれにでも優しいサイトが作れたらいいなぁ。


*ユーザビリティの考え方には個人的な意見がたぶんに含まれています。
ここに書かれたことが絶対正解というわけではありませんので、ユーザビリティに興味のある人はいろいろと調べてみてくださいね。