前回は、
「グリーフとは?」
「グリーフケアとは?」
についてお話ししました。
今回はその続き
「グリーフワークとは?」
についてお話しします。
◆グリーフワークとは?
Grief(グリーフ)=悲嘆
Work(ワーク)=作業・取り組み
日本語では一般に、
「悲嘆の作業」
などと訳されています。
大切な人を亡くした時
悲しい。
寂しい。
会いたい。
もちろん
それだけではありません。
「もっと何かできたのではないか」
「あの時、違う言葉をかけていれば……」
という後悔。
時には、
怒りや罪悪感、不安。
何も考えたくない。
何も感じない。
そんな状態になることもあります。
人は、大切な存在を失った時
その大きな喪失を
すぐに心の中で整理できるわけではありません。
さまざまな感情を経験しながら、
大切な人が亡くなったという現実と、
少しずつ向き合っていくこと。
そして、
その方との記憶やつながりを持ちながら
自分自身の人生をもう一度歩いていくこと。
その心の営みを
「グリーフワーク」
と呼びます。
◆「忘れるため」のものではありません
私はここが、とても大切だと思っています。
グリーフワークは、
悲しみを消すためのものではありません。
亡くなった方を忘れることでも、
無理に気持ちを切り替えることでもありません。
大切な人がいなくなったという現実を
頭だけではなく
心が少しずつ受け止めていく。
そして
悲しみや寂しさ
怒りや後悔など
その時々に現れる感情と
付き合っていく。
やがて
大切な方との思い出を
自分の中に持ちながら
自分自身の日常も
少しずつ生きていく。
それが
グリーフワークの
大切な歩みのひとつです。
◆悲しみは、まっすぐには進みません
「昨日は少し笑えたのに
今日は涙が止まらない」
そんなこともあります。
少し落ち着いてきたと思った頃
命日や季節
一緒に聴いた音楽
ふと感じた香り
何気なく目にした景色などから
突然、悲しみが
よみがえることもあります。
その時に
「また元に戻ってしまった」
と思ってしまう方も
いらっしゃるかもしれません。
けれど
悲しみには、
決められた一本道があるわけではありません。
少し穏やかに過ごせる日もあれば
また悲しくなる日もある。
行ったり来たりしながら
その人なりの速さで
時間を重ねていきます。
◆悲しみに期限はありません
「もう○か月経ったから」
「もう○年経ったから」
「そろそろ元気にならなくては」
そう思ってしまうこともあります。
そして時には
周囲から
「そろそろ元気を出して」
「いつまでも悲しんでいたら……」
そんな言葉を
かけられることもあります。
もちろん
心配していたり
元気になってほしいという気持ちからの
言葉なのかもしれません。
けれど
深い悲しみの中にいる方にとっては、
「早く元気にならなくてはいけない」
「まだ悲しんでいる自分は、おかしいのだろうか」
そんな新たな苦しさに
つながってしまうこともあります。
悲しみに、決められた期限はありません。
大切な人との関係が
一人ひとり違うように
悲しみ方も
悲しみが表れる時期も
必要な時間も違います。
泣ける人もいれば、
なかなか涙が出ない人もいます。
誰かに話したい人もいれば
一人で静かに
過ごしたい人もいます。
少し元気になったように見えても
心の中では
まだ深い悲しみを抱えていることもあります。
どちらが正しい
間違っているということではありません。
大切なのは
「今、自分の心に何が起きているのだろう」
と、
まず自分自身の心を
見てあげること。
そして
今ある悲しみや
心の動きを
必要以上に否定しないこと。
それも
グリーフワークの
大切な一歩なのだと思います。
深い悲しみは
心だけではなく
身体や行動、
物事の考え方などにも
さまざまな形で
現れることがあります。
次回は
「グリーフの反応」
について
もう少し詳しく
お話ししたいと思います。
悲しみを
急いで終わらせなくてもいい。
大切な方を
忘れなくてもいい。
その方との大切な記憶を
心に持ちながら
ご自身の時間も
少しずつ
歩いていけますように。
心にあかりを。
香司・スピリチュアルカウンセラー
三輪 明香里(あかり)
◆ご相談について
身近な方には話しづらいこと、
誰に話せばよいのか分からないこともあると思います。
ご相談は Port にて
予約制・お電話のみでお受けしています。
通常は「受付時間外」と表示されていますので
無料のメッセージからご希望の日時をお知らせください。
ご相談のうえ、予約時間を決めさせていただきます。
Portのご利用方法が分からない場合や、
ご予約前に確認したいことがございましたら、
下記のお問い合わせフォームからもご連絡いただけます。
◆明香里お香について
現在、お香は
「明香里お香相談」をご利用いただいた方を中心にご案内しています。
販売についての詳しいご案内はこちらです。
▶ お香の販売について ↓



